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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 「澁澤龍彦との日々」読了  

澁澤龍彦の本は、「高丘親王航海記」と「フローラ逍遥」しか読んだことがないのですが、この2つが大好きです。

先日の南伸坊さんの書評で、奥様の澁澤龍子さんのエッセイがあると知って、書評で紹介されているのは「澁澤龍彦との旅」ですが、まずは先に出ていた「澁澤龍彦との日々」から図書館で借りてきました。

とても自然な、近所に暮らしていそうな夫婦の様子が描かれていて、楽しかったり切なかったり、ずっと読んでいたい、この空気の中で過ごしていたいと思いました。
そしてうれしかったのが、龍子さんが澁澤作品の中でいちばん気に入っているものが「フローラ逍遥」(単行本は絶版)だと書いてあったこと。装丁のすばらしさもその理由の一つに挙げていて、わたしが古書の即売会で手に入れたときのよろこびが分かち合えたようで、この本を読んだ思い出にしたいです。


ところで、内容だけでなく、「澁澤龍彦との日々」の単行本は糸綴じであることも魅力的です。ベッドで寝転がって読むにも、テーブルについて読むにしても、本を押さえたり、支えたりしなくていいと、読書ってさらに快適なのです。

でも、糸綴じということは、手製本しやすいということ……ゆくゆくは「~日々」「~旅」2冊入手して、好きな布で製本……夢が広がり過ぎてたいへん、たいへん!

澁澤龍彦との日々

澁澤 龍子 / 白水社

# by takibi-library | 2012-05-25 22:06 | いつも読書 | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 「39歳 女の愛の分岐点」読了  

ふだん手に取りもしない本をたまには読んで、守備範囲を広げておきたいと思っています。幅広いジャンルを楽しめたら、「読む本がない」とくよくよすることが少なくなるから、よい読書生活のための基礎的なトレーニングって感じです。

先日読んだ南伸坊さんの書評で気になった、植島啓司さんの本を図書館で借りました。書評で紹介されたものは貸し出し中だったので予約を入れて、比較的新しくてすぐに借りられるものを選んだら、この「39歳 女の愛の分岐点」でした。

タイトルが、けっこうはずかしい。でも、南さんの書評に「その澁澤龍彦さんに「あなたは本当にいろいろなことをよく知っているねえ」と言われた、植島啓司さん」とあったんだからと、気持ちを強く持って読みました。

実際は、そんなに力を入れなくても楽しく読めました。
ひとりもののわたしがひそかに思っていた結婚生活の難しさが、具体的な理由も一緒に、まじめに書いてありました。かといって難しい話や専門的な話はなく、読んでいる間始終ゆかいでした。
自分もそう思っていた!というのではなく、そういうことだったのかと、考えを整理してもらえたすっきり感があって、読んでよかったと思っています。

なんか、ますます、これからが楽しみになってきましたよ。

39歳 女の愛の分岐点

植島啓司 / メディアファクトリー

# by takibi-library | 2012-05-16 22:15 | いつも読書 | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 ジェラートにまつわる話  

ジェラートっていう言葉を知ったのはいつごろか、よく思い出せません。はじめてその名前のものを食べたのはたしか、デパートの地下にできたお店で、感想は「やわらかいアイスクリームだな」という程度で、とくべつおいしいものとは思いませんでした。

それからだいぶたった、けれども今からずいぶん前に、ジェラートはわたしが思っていたよりももっとおいしいものだということを聞いたことがありました。
ジェラートをアイスクリームの一種としか思っていなかったそのときに聞いたことで覚えているのは、その人が行く(イタリアの)お店では「二つか三つの味を一緒に盛ってくれて、それを食べると、ジェラートやソルベのやわらかさがおいしいっていうことがわかるよ」というものでした。「やわらかいまま、混ざりきらないで、味が絡み合うのがおいしいんだ」とも。

ということをすっかり忘れていたまま、今日、はじめてGROMのジェラートを食べました。ピスタチオとイチゴ、お店の名前のついたビスケットとチョコチップが入った「GROM」ってのを。

食べて、やわらかいのになかなかとけないんだな、と思って、ふと「やわらかいまま、混ざりきらない」が思い出されました。おいしかった。

メールアドレスとか、携帯電話とかをたいていの人が持っていなかった時代の話。
教えてくれた人が今どこで何をしているのかもわからないけれど、連絡を取りたいとも思わないけれど、あのときいいこと聞いたんだなって、ちょっとうれしかった。

すっかり忘れていたことを、人はなんだってふいにおもいだしたりするのだろう。


というのは、文庫本葉書用にある本から引用した一節ですが、ほんとうにそうだな、と思います。



GROMって

# by takibi-library | 2012-05-05 16:01 | くらし | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 「Tesoro」、「Danza」、「not simple」:オノ・ナツメさんのまんがはすてき  

連休前半は心置きなくオノ・ナツメさんのまんがを読んで浮かれておりました。

それもこれも、コミックを担当されている仙台の書店員さんのおかげです。ありがとうございました。
短篇集を中心にセレクトしてもらって、どれも休暇に読むにはうってつけでした。

「Tesoro」
家族や夫婦の話が多い短篇集。かわいい、かわいい、かわいい。ちょっとほろっとしたり、くすっとしたり。

「Danza」
読んだことのある「COPPERS」の登場人物の番外編が収録されている短篇集。それぞれの話が違う国の町を舞台になっています。1冊読むと、地球は今もまわっていて、どこかで誰かの暮らしが物語を生んでいるのだな、なんて思います。

「not simple」
全1巻。とても悲しい話。主人公・イアンの身の上には複雑な事情ばかりがふりかかる。これでもかと。イアンがほしいものはありふれたシンプルなものなのに、それが最後まで手に入らない。
今書いていても、悲しみが湧いてくるのだけれど、少し甘くて穏やかな気持ちです。
(でも、これがいちばん好き嫌いがわかれそうな気もします。)

はー……どれもよかったー。もっと読みたいなぁ。でも、ちょっと間を空けようと思う。

それでも、個人的には外国が舞台のお話のほうが好きなので、次は「リストランテ・パラディーゾ」にするって決めてます。
ちょっとがんばったら、ご褒美に買っていいことにするんだ! 何をがんばるか決めてないけど!

TESORO―オノ・ナツメ初期短編集1998・2008 (IKKI COMICS)

オノ・ナツメ / 小学館


Danza [ダンツァ] (モーニングKC)

オノ・ナツメ / 講談社


not simple (IKKIコミックス)

オノ・ナツメ / 小学館


# by takibi-library | 2012-05-03 23:30 | いつも読書 | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 「ゴロツキはいつも食卓を襲う」→オノ・ナツメさんの絵が好きだ!  

Twitterのタイムライン上に出てきて知った本です。

「フード理論」というのは、物語に出てくる食べもの、飲みものの役割には一定の法則があり、人々の共通認識となっているということを解説するものです。

・ゴロツキはいつも食卓を襲う
・賄賂は、菓子折の中に忍ばせる
・スーパーの棚の前で、ふたりが同じ食品に手を伸ばすと、恋が生まれる

などなど、どれも前後のセリフまでなんとなく想像できるほど当たり前のこと=ステレオタイプです。
それをあえて解説してもらうと「そういうわけだったのか!」と新鮮にやられた!と感じることができる、楽しい本でした。


ところで、タイムラインで知ったのは、この本の出版を記念して開催された、オノ・ナツメさんの挿画の複製原画展があることでした。
オノ・ナツメさんのまんがは「COPPERS」を読んだきりですが、とても気に入っています。
そんなに遠くないところだし、ちょっと見たその絵がなんかすてきでふらふら~と出かけてしまうにはじゅうぶん魅力的だったのです。

絵のことを伝えるのはきっと絵心がないから難しい。でもとにかく、黒の線がパキパキとして、かわいかったり、滑稽だったりするなかに、かっこよさが入っているのです。それにすっかりまいってしまって、「オノさんの作品読まねば」熱が急上昇しました。

ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50

福田里香 / 太田出版

# by takibi-library | 2012-05-03 22:48 | いつも読書 | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 やっぱり書かないとなー。  

1か月ぶりの投稿になってしまいました。

この1か月、ものすごく忙しかったかというとそうでもなかったような…でも、やはり文庫本画廊づくりがあったり、連休前にちょっと風邪をひくという誤算があったり、しました。

連休前半にのんびり過ごして、つらつら考えごとをした中(で覚えている中)に「文章にまとめること」をちゃんとやろうというものがあるので、少なくとも連休後半はぽつぽつ書きます。



ブログを書くことについて考えた。

# by takibi-library | 2012-05-03 21:53 | このブログについて | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 「街の灯」、「水に眠る」読了  

北村薫さんの本を続けて読みました。

「街の灯」はミステリーの連作短編集で、昭和初期が舞台、探偵役は士族出の家のお嬢様、英子です。彼女にはお抱えの女性運転手・別宮(べっく)がいるのですが、この時代で女性が自動車の運転をすることは珍しく、また別宮は武術と拳銃の扱いを身につけています。
お嬢様と女性運転手では、運転手のほうが探偵役にうってつけのように感じますが、そうじゃないところが、おもしろいです。お嬢様なので、ひとりで街を歩けなかったり、お付き合いが多かったり、制約も多いのですが、想像力をフルに使って仮説を立てていきます。
時代の雰囲気と謎解き、どちらもほどよくて、平日の昼休みなんかにちょっとずつ読むのにちょうどいい感じです。

「水に眠る」のほうは、ミステリーではないのですが、少し不思議な話が集められています。表題作は水割りに使う水の話。わたしはいちばん不思議に感じた話です。怖くはなくて、ほんとうにあったらいいなと思ってしまうような不思議な話。
中にはちょっと怖い話もありますが、いろいろな話があって、読み手それぞれがお気に入りを見つけられるんじゃないかな。ちなみに、1話ごとに別々の書き手による解説がついています。それもお楽しみ。

街の灯 (文春文庫)

北村 薫 / 文藝春秋


水に眠る (文春文庫)

北村 薫 / 文藝春秋

# by takibi-library | 2012-04-03 22:57 | いつも読書 | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 仙台へ行った話  

先週、仙台へ行ってきました。

観光らしい観光も復興支援もない、本やおいしいもののあるところばかりをてくてく歩いて(ちょっとバスにも乗って)回る2日間。

ルートは次のとおり。

◎1日目
仙台メディアテーク→佐々重(仙台味噌/味噌カツ丼)→マゼラン(ブックカフェ)→本郷だるま屋(張子)→yutorico.(手紙用品)→stock(ブックカフェ/ホットケーキとコーヒー)→蔵の庄(セリ鍋!)

◎2日目
ブーク(東北大学工学部内の書店)→光源社→アンビエン(カフェ/500円ランチ)→yutorico.→火星の庭→仙台の駅ビルでおみやげ探し→ジュンク堂仙台LOFT店→鉄塔文庫(古本酒場)

どこも去りがたく楽しかったです。

ジュンク堂へ寄ったのは、取り置きをしてあったから。わざわざ仙台へ本を買いに行ったみたいで、うきうきしました。その本は「3.11キヲクのキロク」です(往来堂さんには入らないということで、浮気じゃないのです)。
それから、「ブックカフェのある街」も入手しました。今回御目文字かなった火星の庭の店主、前野さんが作った本です。火星の庭だけでなく、マゼラン、stockのはじまりの物語も読むことができる、わたしにとってはファンブックに近い、でも興味深く示唆も多い1冊です。

今回は純粋な旅行だったので、おみやげも充実!
家族に頼まれた「三陸海宝漬」、2回の夕飯で食べてすっかりとりこになった「定義山三角油揚げ」、ついに入手「仙台麩(油麩)」、阿部蒲鉾の「ちーずぼーる」、かき徳「かき時雨」、白松がモナカ、June Taylorのマーマレード。は、佐々重で「すりくるみ(生のくるみをすりつぶしただけのもの)」も買った。

かなり、ずっしりでした(笑)。

仙台麩、かき時雨、マーマレードはまだ食べていないけど、どれもおいしいものばかり。とくに三角油揚げは、油揚げ好きにはぜひ一度食べていただきたいです。全国にいろいろな油揚げがありますが、あぶって食べるにはいちばんおいしいと思います。

はー・・・書いているとまた遊びに行きたくなりますなー。

「3.11キヲクのキロク」市民が撮った3.11大震災 記憶の記録

NPO法人20世紀アーカイブ仙台 / NPO法人20世紀アーカイブ仙台



ブックカフェのある街 (仙台文庫)

前野 久美子 / メディアデザイン

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# by takibi-library | 2012-03-26 22:07 | | Trackback | Comments(2)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 「昭和元禄落語心中(1・2)」読了  

今の作家の本は買わなきゃ、と言っているそばから、借りものの話。

まんが師匠のHさんが「久しぶりに買った」というこの作品。おもしろかった~。つづきもおおいに気になります。

昭和最後の名人といわれる噺家に、刑務所を出所したばかりのチンピラが弟子入りして、という物語です。師匠と弟子、彼らを取り巻く人々・・・登場人物ひとりひとりが魅力的で、それぞれを軸に読むと、さまざまな色合いを帯びてきます。だから3回くらい続けて読んじゃう(笑)。
(個人的には、先代の師匠から仕えている松田さんが気になります。)

今のところ、主人公である元チンピラのキャラクターが(実は)いちばんぼんやりしていて(だだの落語バカではなかろうと読んでいる)、これから何が明らかになるのか、何をつかんでいくのかが楽しみです。
でもやっぱり、なんだかんだで目をうばわれるのは八雲師匠。あの存在感、只者ではありません。

少しだけ落語を知っている人(わたし)には、描かれている時代(から、現在まで)の落語界を取り巻く空気がなんとなくわかるのですが、「落語はあんまり・・・」という人には、ちょっとわかりにくいところがあるかな、そういうところがわかるともっと楽しいかな、と思います。でも、物語はまだはじまったばかり。こんな小さな不満はすぐに消えてしまうくらい、作品への期待は持っています。

昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)

雲田 はるこ / 講談社

# by takibi-library | 2012-03-24 10:16 | いつも読書 | Trackback | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 「いろんな気持ちが本当の気持ち」読了  

読んだきり感想を書いていない本がたまっていて、さらに今日、また本を買ってしまう。せめてその前に、と、これから続けざまに書いていこうと思います。

まずは、長嶋有さんの「いろんな気持ちが本当の気持ち」。雑誌などに掲載されたエッセイをまとめた本です。
手がけたあとがきや、自作についてのもの、ちょっとふざけた感じの軽く笑えるもの、いろいろ入っていて楽しい1冊になっています。
けれども、わたしにとってはときどき強く響いてくるものがありました。

今年に入ってもう少しで3か月。計算して確認してはいないけれど、たぶん、わたしは去年より多く新刊本を買っていると思います。それには、年の初めのほうでこの本を読んだことが作用しています。

わたしが楽しませてもらっている同じ時代を生きている作家たちが書き続けるためにわたしができることは、その本を買うことだけなのです。
もちろん、全部を買い集めることはできないけれど、これぞという作家さんの本は借りてすまさない。古本屋に出るのを待たない。そういう気持ちで今後の読書生活を送っていこうと決めました。古本であれやこれややっている立場としては矛盾していますが、その矛盾も片手に提げつつ。

いろんな気持ちが本当の気持ち (ちくま文庫)

長嶋 有 / 筑摩書房

# by takibi-library | 2012-03-24 09:54 | いつも読書 | Trackback | Comments(2)

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