「雪の峠・剣の舞」読了

ブックピックのKくんに借りた歴史まんがです。昨日の寝る前に読み終えました。

「雪の峠」は出羽・久保田藩の礎を築いた渋江内膳の地味~な活躍を描いた話。なんとなくとろくさい感じの内膳ですが、自分の思考の正しさをたしかめるためであれば、ごりごりと理詰めで隙をふさぐ緻密さと、ぎりぎりのところまで持ちこたえる強く柔軟な心のばねを持っています。
そして周囲に彼の才能を正しく評価する人、人柄を好ましく思う人がいて、それぞれが彼の動きやすいように道をあけたり、冷たい風をさえぎったりするさまが、静かな感動につながります。
“策士好き”にはたまらない話です。楽しかった。

「剣の舞」は、上泉伊勢守とその高弟である疋田文五郎が、もともとの箕輪から、国を捨て奈良に行き着くまでの話です。
「雪の峠」はなかなかまとまっていたと思うのですが、こちらは「○○の話だ」とすとんと落ちてくる、わかりやすいテーマが私にはつかめませんでした。ページのほとんどで語られるのは、上泉の道場を訪ねてきたハルナという少女の敵討ちの話なのですが、最後の数ページで描かれる奈良での話のほうが、有名どころがガッチリ出揃ってしまうので、無名の小娘のことはあっさりかすんでしまいました。
上泉伊勢守、疋田文五郎、柳生石舟斎、宝蔵院胤栄(立会人なので槍はなし・残念)、剣豪そろい踏み!ここから先のほうがおもしろいでしょ・・・(ハルナには悪いけど)。

山田風太郎の「魔界転生」とか、「室町お伽草子」が読みたくなりました。でも、読みませんでした。大人だから、ちゃんと寝ました(笑)。

雪の峠・剣の舞 (アフタヌーンKCデラックス)

岩明 均 / 講談社


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by takibi-library | 2008-12-17 22:20 | いつも読書 | Comments(0)  

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