「後宮小説」「墨攻」読了

以前読んで、おもしろかった印象のあるものを読み直して、またおもしろいと思ったら文庫本葉書にしています。

そのなかで、思った以上にがつがつ読んでしまったのが、酒見賢一さんの「後宮小説」と「墨攻」です。
どちらも中国が舞台の物語です。史実のような、ファンタジーのような・・・でもそんなことはどうでもいいおもしろさです。わくわくします。どちらも採用決定。

「後宮小説」は主人公がおきゃんな女の子、銀河の物語です。田舎から後宮に入り、正妃(お妃様)になって・・・という物語なのです。後宮での“学問”や正妃をめぐる女同士の争い、王の周囲で起こる政争や陰謀と、盛りだくさん。歴史ものともいえますが、銀河の天真爛漫さが魅力的なので、やっぱりエンターテイメントですね。

うってかわって、「墨攻」は男くさい話です。思想・戦闘集団墨子教団に焦点が当たります。主人公は革離という生え抜きの墨者です。彼がある事情から小さな城を守る任務を得て・・・という話です。「任(=任侠)」を重んじる、筋金入りの墨者、革離の有能さとストイックさがぐいぐいと物語を引っ張っていきます。
そして、作品そのもののおもしろさに加えて、南伸坊さんのゆる~い挿絵がまた魅力的です。

「後宮小説」のほうは、もう文庫本葉書になって、どこかのお店にあります。
「墨攻」はこれから。

どちらもお楽しみに。

後宮小説 (新潮文庫)

酒見 賢一 / 新潮社


墨攻 (新潮文庫)

酒見 賢一 / 新潮社


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by takibi-library | 2009-07-02 23:02 | いつも読書 | Comments(0)  

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