「猛スピードで母は」、「ジャージの二人」読了

先週読み終わった、長嶋有さんの2作品。
これまで読んだいろいろな本の解説ではおなじみだった長嶋有さんですが、ご本人の小説は読んだことがなかったのです。

なんとなく「いつか文庫本葉書に入れたい作家(心の)リスト」には入っていたので、文庫化されているものから読むことにして、ブックピックメンバーのWさんに選書をお願いしました。返ってきた答えは、3冊。そのうちの2冊が「猛スピードでは母」と「ジャージの二人」です。

2冊読んで。
どちらもけっこう好きです。そんなに長い話ではないところも含めて。

「猛スピードでは母」にはもうひとつ、「サイドカーに犬」も収録されていて、どちらも子どもが主人公です。この子どもたちがか弱いようで、たくましく、小さなことが大問題だけど、基本的に楽観的。子どもらしい子どもです。けれども、彼らの感覚や目のつけどころは、年齢的には大人の私にも共感できるようなところがあります。それは、思い出しているってことなのかな・・・あんまり子どもの頃のことは憶えていないんだけど。

「ジャージの二人」には続編の「ジャージの三人」が一緒に収められています。まず“二人”は作家志望の僕と、カメラマンの父。どちらも妻との関係に暗雲がたちこめ、あるいはうす曇?です。そんな二人が軽井沢の別荘で過す数日を描いています。とりたててカラフルな事件は起きないけれど、二人のやりとりがほのぼのしたり、ちょっとシニカルだったりしておもしろかったです。
ちなみに“三人”は“二人”の翌年の夏の話です。

ところで今は、3冊目「泣かない女はいない」を読んでいます。3冊連続。あきません。けっこう好き、なんだと思います。

猛スピードで母は (文春文庫)

長嶋 有 / 文藝春秋



ジャージの二人 (集英社文庫)

長嶋 有 / 集英社


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by takibi-library | 2010-04-03 21:34 | いつも読書 | Comments(0)  

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