最近読んだ本:芝木好子、多和田葉子

文庫本葉書用に。

■芝木好子「花霞」
短編集。いろいろな女性が出てくるのですが、どちらかというと芯の強いタイプの主人公が多いと思いました。それが清々しい印象で、読み終わってから、わかりやすいハッピーエンドではないけれど、前向きなほのあかるい気分になりました。

■多和田葉子「犬婿入り」
表題作はなぞの多い話。ちょっと民話っぽいあやしさがあります。それよりも、「ペルソナ」のほうが興味深かったです。
異国で、母国語を使わずに暮らすこと、日本人とは?ということを意識し続けて生活することのタフさがなまなましく、読んでいてあまりいい気分の話ではありません。けれども、そのなまなましさがこの小説のすごさだと思います。海外で暮らしたことのある人に感想を聞いてみたい。
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by takibi-library | 2011-03-11 20:33 | いつも読書 | Comments(0)  

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