「武士道エイティーン」読了

武士道三部作(勝手に命名)の完結編。香織と早苗が高校3年生になり、最後のインターハイを迎えます。
3年間の集大成のはずなのですが、最後の本になるからか、番外編も3つ入っています。

1、早苗の姉・緑子と香織の仇敵(?)岡巧の恋愛エピソード
2、香織の剣道の原点、桐谷道場の隠された歴史
3、早苗の所属する剣道部の顧問・吉野先生の武勇伝

個人的には、1は要らないと思いました。そもそも緑子には興味はなかったし、岡巧のことだったら香織の兄とのエピソードが読みたかったです。きっと、作者が書きたかったのでしょう(それ以外に思い当たらない)。

2と3は、おもしろかったです。桐谷玄明と吉野先生が実は面識があった!という仕掛けもあったし。

そして本編。番外編が途中にはさまっているせいか、「間が空く」感じがありました。でも、よく考えてみると、高3になってから、クラスが進路別になったり、予備校や補習があったりで、毎日学校で顔は合わせている親しい友だちとのつきあいになんとなく「間が空く」感じがしたことを思い出しました。

終わり方もよかった。香織と早苗がそれぞれ現実的に進路を決めたことも含めて。

この3部作は、3冊読んでおもしろいタイプの本です。読むならまとめて一気読みがおすすめ。


武士道エイティーン

誉田 哲也 / 文藝春秋


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by takibi-library | 2011-04-19 21:37 | いつも読書 | Comments(0)  

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