「やってみなはれみとくんなはれ」読了

サントリーで働いていた作家、芥川賞受賞の開高健、直木賞受賞の山口瞳のふたりがつづったサントリーの「社史」です。

山口瞳による創業者・鳥井信治郎伝と、開高健による二代目・佐治敬三の働きとサントリーの戦後の成長の物語。どちらもそれぞれに興味深く、おもしろかったです。

鳥井信治郎も佐治敬三も、有名人ですし、この本も知っている人がたくさんいると思います。とてもドラマチックで、語り草になるのも納得、というできごとが目白押しです。
けれども、それはサントリーにかぎった話ではないはず。日本の長く続いている会社には、少なからず物語があって、そのいくつかは職場の飲み会の席などで細々と語り継がれていると思います。わたしが働いていた会社も100年以上続いていましたが、財閥解体にともなう会社存亡の危機を乗り越えた話は本になっていました。その存在を知って、職場の蔵書を読んだときは、とてもわくわくしました。
この本を読んで、そのわくわく感を思い出しました。

これはゆくゆく(本が仕入れられたら)文庫本葉書にします。引用も決めています。開高健のほうから、勢いがあって、心の底から熱いものが湧き起こってくるような一節です。

やってみなはれみとくんなはれ (新潮文庫)

山口 瞳 / 新潮社


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by takibi-library | 2011-05-18 22:43 | いつも読書 | Comments(0)  

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