「猫を抱いて象と泳ぐ」読了

少し前に読み終わったのですが、それ以来、ぼんやりしているときに、気がつくとこの物語のことを思い出しています。

すばらしかったんです。

主人公の不思議な生い立ち。
マスターの寛容、老女令嬢の愛らしさ、少女・ミイラの真摯さ、祖父母と弟の温かさ。
そして、わたしには未知の、チェスの海の広さ、深さ、神秘。

静かで、ひんやりとした中でつむがれる物語。寝る前に1章ずつ読みました。毎日、つづきが読みたくて、でも終わってほしくなくて、物語自体も、読書体験もせつないものでした。

最近、ブログをさぼりがちですが、この本のことは記録として残しておかなくてはと思いました。
たぶん、今年読んだ中で最も印象に残る1冊になると思います。

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

小川 洋子 / 文藝春秋


[PR]

by takibi-library | 2011-10-14 22:54 | いつも読書 | Comments(0)  

<< 「ゼラニウム」読了 fabricationは「もの... >>