「電化文学列伝」読了
2011年 12月 24日
立て続けに長嶋有さんの本を読んでいます(調子に乗ってもう1冊続けるかもしれません)。
いろいろな小説に出てくる電化製品について語った、非常に変わった切り口のエッセイ集です。わたし自身はとりたてて電化製品に注目することがなかったので、読んだことがある作品でもまったく覚えがないものもありました。けれども、長嶋さんの指摘は、その電化製品のそもそもの役割とその場面での必然性が、物語の中でちょうどバランスしていることを教えてくれました。
もしかしたら、長嶋さんが感銘を受けているほど作者は周到にその電化製品を持ち出してきたわけではないのでは?といういじわるな憶測が湧いてこなくもありませんが、そこは気にしないほうが楽しいので、忘れることにしました。
こういう文学エッセイを読むと、さらに読みたい本が増えます。それだけはほんとうに困る。うれしいけど、困る。
いろいろな小説に出てくる電化製品について語った、非常に変わった切り口のエッセイ集です。わたし自身はとりたてて電化製品に注目することがなかったので、読んだことがある作品でもまったく覚えがないものもありました。けれども、長嶋さんの指摘は、その電化製品のそもそもの役割とその場面での必然性が、物語の中でちょうどバランスしていることを教えてくれました。
もしかしたら、長嶋さんが感銘を受けているほど作者は周到にその電化製品を持ち出してきたわけではないのでは?といういじわるな憶測が湧いてこなくもありませんが、そこは気にしないほうが楽しいので、忘れることにしました。
こういう文学エッセイを読むと、さらに読みたい本が増えます。それだけはほんとうに困る。うれしいけど、困る。
by takibi-library | 2011-12-24 10:54 | いつも読書