2015年7月と8月のまとめ

休みを取るために忙しくなるというのは、どうなのかな。でも、まとまった休みはほしいからね。

■生活全般

駅ビルの文房具店(兼書店)のY、フリークラフト特厚口は扱わなくなったことが発覚。
気になっていたchiclinで青の麻シャツ(丸襟)を買う。
エッグスラットをはじめて食べる。
ツールドフランス、ウィンブルドン。
「パブリックコモンの学校」に通いはじめる。
夏休み(8/8-12)
ぬかづけをはじめる。
日本橋三越「本のある秋の暮らし」スタート(9/8まで)

■読んだ本

呉明益『歩道橋の魔術師』
夏目漱石『それから』(再*n読)
小川奈緒/小池高弘『sketch 1,2』
小川奈緒『家がおしえてくれること』
山崎ナオコーラ『ボーイミーツガールの極端なもの』
ロビン・スローン『ペナンブラ氏の24時間書店』
前川知大『散歩する侵略者』(再読)
津村記久子『これからお祈りにいきます』
安冨歩『もう「東大話法」にはだまされない』
村上春樹/フジモトマサル『村上さんのところ』
森薫『乙嫁語り 7』
長尾智子『あなたの料理がいちばんおいしい』
安冨歩『満洲暴走 隠された構造』

『歩道橋~』は連作短編集。思った以上に魔術師の存在が不気味で印象的が強い。商場という建物の存在が「若かりし日々」とほぼ同義なのではないかと思う。建物があったところ=若い自分がいたところ。悲しみやつらさの中に、若さの持つ多幸感がにじむ。
『それから』は文庫本葉書の引用文を決めるのに読んだけど、やっぱり好きだな。
『sketch』と『家が~』はリーフレットのイラストを小池さんにお願いするにあたり読んだもの。どちらかというと、『sketch』が好き。『家が~』は、取り上げられている家の持ち主が「夫婦+子ども」ばかりで、参考にならないのと、だんだん食傷気味になっていくのがちょっと。
『ボーイ~』は多肉植物が魅力的。連作短編で、タイトルどおり極端な男女の出会い(とそれから)のケースがならんでいた。極端なことが世間ではままある。でも、それがやたらうまくいくと(あまのじゃくは)ちょっとつまらないと感じてしまうようだ。にしても、多肉植物、ではある。
やっと読み終わった『ペナンブラ氏~』、おもしろかったけど、要素が多すぎて、読み終わったときに「何の話だったのか」ともやっとしてしまった。盛り込まれていることうち、自分が興味のあることがどのくらいあるかで、受け取れるおもしろさが変わってきそうな本だった。
『散歩する~』再読だけど、はじめて読んだときと変わらず打ちのめされる結末。再演してほしい。
『これから~』。津村さんの作品が出るとうれしい。この作品の舞台は日本だけれど、架空のお祭り(ある土地に根付く伝説)が折りこまれており、身近なような遠い国の話のような不思議な感覚があった。夏休みに読んだけれど、ぴったりだったと思う。
『満洲暴走~』を読む前に、安冨さんのこれまでのの著作を読んでおこうと思い、『東大話法~』の古本を入手。原子力推進派の言い分に感じるもやもやの理由が明かされていて、「なるほど、そういうことか」とすっきりした。これを読んで、この人の考えることはおもしろいなと確信。期待して『満州~』へ。こちらはさらに興味深かった。今年読んだ本の中でもかなり上位のおもしろさ(個人的には『帳簿の世界史』といい勝負)。
『村上さん~』は、あくまでもフジモト作品として読む。フジモトさんの書き下ろし部分を追いかけてサクッサクッと読む。とてもよい。『乙嫁~』は、あとがきにもあるようにひと休みの巻。徹底的に描きこまれた織物や、躍動的な騎馬の場面などはないけれど、縁組姉妹という習慣はおもしろかった。
『あなたの料理~』、長尾さんの本でいちばんすきになりそう。これまでより家庭的(取り入れやすい)内容のレシピ、コラムは自炊をする人を肯定してくれる内容。励まされる。

歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)

呉明益 / 白水社


家がおしえてくれること

小川奈緒 / メディアファクトリー


ボーイミーツガールの極端なもの

山崎ナオコーラ / イースト・プレス


ペナンブラ氏の24時間書店

ロビン・スローン / 東京創元社


これからお祈りにいきます (単行本)

津村 記久子 / 角川書店


もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社+α新書)

安冨 歩 / 講談社


村上さんのところ

村上 春樹 / 新潮社


乙嫁語り 7巻 (ビームコミックス)

森薫 / KADOKAWA/エンターブレイン


85レシピと10の話 あなたの料理がいちばんおいしい

長尾 智子 / KADOKAWA/メディアファクトリー


満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦 (角川新書)

安冨 歩 / KADOKAWA/角川学芸出版



■その他のインプット

映画「エレファント・ソング」
演劇「かがみのかなたはたなかのなかに」
ヘレン・シャルフベック展(藝大美術館)
歌舞伎「阿弖流為」
演劇「父と暮せば」
歌舞伎『七月大歌舞伎」
TAKAHIRO KOIKE EXHIBITION「some sketches」
演劇「劇団☆新感線35周年 オールスターチャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』」
映画(DVD)「シングルマン」
演劇「ウーマン・イン・ブラック」
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by takibi-library | 2015-09-08 13:52 | いつも読書 | Comments(0)  

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