勢いで手に入れた画集

大好きな小説のひとつである辻邦生さんの「ある生涯七つの場所」。この文庫版の表紙は、画家・松本竣介の作品です。

ちょうど「ある生涯・・・」を読み終わった頃に、練馬区美術館で没後50年の展覧会がありました。1998年11月、あれから7年もたったのですね。
その展覧会が開催されていることは、会期をあと1週間残すだけになってからでした。職場でちょっと無理を言って有給休暇を取り、見に行ったのでした。今となっては場所のことはまったく覚えていないのですが、「見なくては!」と熱に浮かされたような気分は恥ずかしながらよく憶えています。
でも、松本竣介の絵は完成度が高い証でしょうか、淡々としたたたずまいでした。
見ていると、時間の流れが静かにからだにしみこんでくるような気持ちがしました。

今も、気ばかりが焦ってしまっているときに、この展覧会のカタログを眺めます。
そして、あの物語に描かれた信じる心と、人と人とのめぐりあいをいつくしむ心を思い出します。

全7巻ですが、いつかもう一度読んで、このブログに書きたいと思います。

松本竣介についてはこちら

岩手県立美術館にも行ってみたいですね。
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by takibi-library | 2005-12-07 23:08 | いつも読書 | Comments(4)  

Commented by 3n-hak116 at 2005-12-12 22:53
はじめまして。たまたま、本当にたまたまこちらのBLOGにおじゃましました。なんだかBLOGタイトルに惹かれまして・・・。
そしてすこしびっくりしました。
大好きな「暮らしの手帳」に加えて「松本俊介」の名前が!
「ある生涯七つの場所」、わたしも本屋で探してみます。読んでみたくなりました。
なんだか唐突にコメントしてしまってすみません・・
嬉しくなってしまったので、つい。
Commented by takibi-library at 2005-12-13 22:20
3n-hak116さん(でいいですか?)、ようこそ。
文面からワクワクする気持ちが伝染するようなコメント、ありがとうございます。
たしかに、「暮しの手帖」と「松本竣介」が同じブログに登場することはあまりないかもしれません。
でも、これら二つには私という接点以外にも3n-hak116さんというもう一つの接点を持っています。
そういうふうにうれしさでつながっていくことは、大げさに言うと希望ってやつだと思います。
Commented by 3n-hak116 at 2005-12-14 21:20
はい、ほんとに嬉しかったんです。
「つながり」......なんだか繋がることを妙に避けたり、でもやっぱりこういうことに出くわすと繋がりって、ほっこりあったかいなあ なんて思ったりして、つながりをツナガリ直してみたくなったり。 ですね。
Commented by takibi-library at 2005-12-14 22:59
3n-hak116さん、
「暮しの手帖」、「松本竣介」以外にもここでつながりを見つけてくださるとうれしいです。どんどんうろうろしてください。

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