「東京百話 天の巻」・・・三越の天女像

今日の午後、三越へ行ってきました。
お目当ては修理の終わったサンダルと、「すや」の栗きんとん、そして天女像の写真(小さいけど)。
十年ほど前、日本橋三越へ出かけた私は、ただ呆気に取られて佇んだ。正面階段上に掲げられた天女像のあまりな下品さに、どこか場末のキャバレーにでも迷いこんだような気がしたからである。もう二度とここへ来るのはよそうと考え、それ以来足を踏み入れていないので、いまもそのままあるかどうか知らないが、たぶん変わりなく置かれているのであろう。最近になって、あれがほかならぬ女帝竹久みちをそっくり写したものだとわかってみると、下品なのも当然と思うかたわら、そこまでのことをしてのけた岡田という男の執念が、ひどく哀しいものに思えてきた。
    中井英夫「三越今昔」


ちなみに、「三越本店のご案内」にはこう書いてあります。
天女(まごころ)像
三越のお客様に対する基本理念「まごころ」をシンボリックに表現する像。名匠・佐藤玄々先生が約10年の歳月をかけて完成された大作です。株式会社三越創立50周年記念事業の一つとして、昭和35年(1960)、本館1階中央ホールに建立されました。瑞雲に包まれた天女が花芯に降り立つ瞬間の姿をとらえた、豪華絢爛な美しさです。


うーむ。

ちなみに私は竹久みちさんの顔は知りません。

「東京百話 天の巻」・・・昔話
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by takibi-library | 2006-01-15 23:25 | いつも読書 | Comments(3)  

Commented by saheizi-inokori at 2006-01-16 22:01
夕べ写真だけ見て寝てしまいました。何でこの写真を貴方が載せるんだろうといぶかしく思いながら。今氷解です。
Commented at 2006-01-16 22:03
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by takibi-library at 2006-01-16 22:21
佐平治さん、すみません。もったいつけるつもりはなかったのですが。

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