うむ、微妙だ。

小さんの娘 ハッピー出もどり
小林 喜美子 / ぴあ




半分読みましたが・・・何が言いたいのでしょうかこの本は。
読んでいて不愉快でも、つまらなくもないのですが、タイトルが中身をあらわしていません。

"出もどり"については、「子どもがいくつのときに離婚して出もどった。でも、実家が裕福だし、父親が有名人だし、当時は離婚や出もどりのイメージは悪かったけど、好きに子どもを育てられてハッピーだったわ」ということしか書いていません。
あとは、子育ての記録。アドバイスもありますが、「実家が裕福で、父(子どもの祖父)が有名人、口出しする夫なし」であることが前提の子育てなので、普通の核家族でのお母さんに参考になるのか・・・私にはわかりません。

迷いや、慢性的な悩みはまったく出てきません。おそらく著者はそういうものにかまけている暇がないほど、子育てと噺家の家を守ることに没頭していたのだと思います。それは事実で、すばらしいことだれど、そのことはあまりリアルには伝わってきません。
意地悪に言うと、「わかるわけないわよ」というスタンスを感じます。

きっと、著者は「小さんの娘」または「十市と花緑の母」として目一杯苦労し、恩恵を受けてきたのでしょう。それがどういうものか、想像はつきません。想像する材料はこの本には細かくちりばめられて形がありません。私はこの本を楽しむポイントを逸してしまったのでしょうか?
「出もどり=自分の人生の転機」が書きたいのか、特殊な子育てのハウツーが書きたいのか・・・本のテーマが半分読んだ時点では絞れていません。

とりあえず終りまでは読むつもりですが、ちょっと期待薄です。
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by takibi-library | 2006-02-01 22:43 | いつも読書 | Comments(5)  

Commented by ちあき at 2006-02-02 23:26 x
私も縁あって、今、「僕が、落語を変える。」を読んでいます・笑。
”小さんの娘”の子、そう”小さんの孫・柳家花緑”さん(小林照幸著)の本です。
私は何の前知識もなく、花緑さんの噺そのものに魅了されたので、”小さんの孫”はあまり大きな問題ではないんだけどなぁ。
Commented by takibi-library at 2006-02-02 23:26
「小さんの娘」と両方読むと、親と子で考えている(いた)ことの違いがわかっておもしろいかも。
Commented by saheizi-inokori at 2006-02-03 17:07
小さん、粋とは遠い落語でした。剣道のお師匠さんらしい、野太い芸でした。顔の表情が面白い、どちらかというと”観る”落語でしたね。不器用なりにひたすら自分のありようを貫いて人間国宝にまでなった。
彼の娘、ねえ。別にいいじゃん、ですが。
Commented by takibi-library at 2006-02-03 22:34
佐平治さん、残念ながら私は小さん師匠の落語は聴いたことも観たこともありません。
「自分のありようをつらぬく」。芸事に限らず、生きていく私たちは、それができるかできないかで変わってくるのでしょうね。
Commented by saheizi-inokori at 2006-02-04 15:41
と、思ってご参考までに書きました。でも聴くのはテープを売ってますね。ア、そーかみるのもDVDがある。まあ、よほど興味があるならともかく。落語には興味ありますか?

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