「容疑者Xの献身」読了

すごいトリックだとは思うけれど、あまりにも非情。それゆえ、読後感がよくないです。

探偵役の湯川助教授が、この結末を機に事件を推理することをやめたりしたら納得できるかもしれません。
そのくらい、非情です。救いがありません。
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by takibi-library | 2006-02-14 12:40 | いつも読書 | Comments(6)  

Commented by saheizi-inokori at 2006-02-15 08:44
主人公もそんなに天才的な頭脳と思えましたか?私はむしろ愚鈍なというと言い過ぎかも知れないがくらああいストーカーを感じました。
Commented by takibi-library at 2006-02-16 18:55
ある意味ストーカー気質があったから、あそこまでしつこくしつこく「自分の大切な人を守ること」"だけ"考え続けることができたのだと思います。
それで相手が本当に救われるのかとか、亡くなった人の尊厳とか、よく考えれば見えるはずのことが見えなくなっていたのではないでしょうか。
犯人像は一貫性もあってよく描けていると思いますが、それを「愛」と認める点が、私は納得できません。
Commented by ましゅ at 2006-02-17 08:39 x
主人公の頭脳は天才性よりも、価値観の軸足をあまりにあっさりと、この社会の外に置くことができる能力(?)がすごいと思いました。宮部みゆき「模倣犯」は途中で読むのが辛くて止めてしまいましたが、この本を読んでいてそのことを思い出しました。
Commented by takibi-library at 2006-02-18 21:11
ましゅ、きっとその能力が突飛すぎて現実味が薄れたんだと思います。現代社会の闇(苦笑)を描く場合、「本当にありそう」と思えるかが大事かも。読みながらびくっとして後ろを振り向いちゃうような。
Commented by ましゅ at 2006-02-20 18:10 x
反社会的な主人公が登場する「悪党パーカー」シリーズなどは熱心に読んでいたのだけど、あれはあまりに遠い世界で物語として納得していたのですが、「模倣犯」や「容疑者Xの献身」などの心の闇は、現代の日本という自分の日常の隣にあるので、それが辛いのかなぁ。
Commented by takibi-library at 2006-02-20 22:01
私は読んでいてつらくはなかったです。
ああいうふうになってしまう人なんていないと思っているから、かな。

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