「東京タワー」 言葉は不可欠/食卓の威力

「東京タワー」を読んだ感想の続きです。
ちょっと厳しいことを書きますが、リリーさんの文章力はすごいです。温度感がびしっと伝わってきます。

○言葉は不可欠

「元気でいてくれたらいいから、学校(仕事)はどうかとは聞かない」って、信頼じゃなくて逃避。
「心配かけたくないから、いい子の部分だけ話す」って、度を過ぎると信頼じゃなくて依存。
親子に限らず、思っていればいいというのは違う。そんなの、かっこよくもキレイでもないはりぼての理想だ。
「心配している」、「苦しいことがある」、それを言えない間柄は私はむしろ冷たい、さびしいと思う。口すっぱく言う、大声であたる、そういうこともあってなお、楽しい他愛ないおしゃべりもできることが信頼だと思う。

○食卓の威力

おいしい手作りのおかずが並ぶ食卓の威力はすごい。
豪華じゃなくてもいい、食事の時間を楽しもう、楽しんでもらおうという気持ちがどっさり山盛りの食卓。それが人間関係をより強いものにしてくれる。

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ところで、リリーさんのオカンは礼儀には厳しかったとそうなのですが、「よその人に迷惑をかけない」、「親の恥にならない」ということは誰からも教わらなかったのでしょうか?
これはいやみではなくて、素朴な疑問です。
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by takibi-library | 2006-02-17 09:20 | いつも読書 | Comments(0)  

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