「おやつの記憶をたどりにいく」読了:甥とか、姪とかって

堀井和子さんの「~にいく」シリーズは、相変わらずぐっとくるおいしそうなものが目白押しで、読み終わるのがさみしくなります。
今回は和菓子が多く、いくつかはぜひ手に入れて食べてみようと思っています。

ところで、堀井さん夫妻にはお子さんがいませんが、近くに堀井さんの妹さん一家が住んでいるようで、そこには堀井さんの甥と姪がいます。
堀井さんはふたりをとてもかわいがっていますし、それぞれの特長についてよく観察されています。でも、何か違和感があるんです。

私自身がおじ、おばとしょっちゅう会う距離に暮らしたことがないからかもしれませんが、個人的なことも書くようなエッセイに、甥・姪を登場させる距離感がよくわからないのです。
堀井さん自身に子どもがいないことの理由は知りませんが、エッセイに登場させるのが自分の子どもではなく、甥・姪であることに「都合よさ」がちらちら見えてくるんです。

生活の中に子どもが「ときどき」いることは楽しいかもしれません。それも自分のほしいときだけ「ときどき」。

学校の先生との付き合い方に悩んだり、塾の月謝をやりくりしたり、病気になったとき病院へ担ぎ込んだり、モノをほしがればなだめたり、そういうことがなかったら、その子どものいいところだけ見ていられるわけです。

と、なぜかちょっと意地悪な気持ちになりました。
私には甥も姪もいないけど、いいとこどりのおばちゃんにはならないように今から気をつけます。

でも、堀井さんの本は好きです。
「~にいく」が出たら、また買います。

おやつの記憶をたどりにいく
堀井 和子 / 講談社
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by takibi-library | 2006-03-07 21:01 | いつも読書 | Comments(0)  

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