「三谷幸喜のありふれた生活4 冷や汗の向こう側」読了:親近感

脚本家・三谷幸喜さんのファンである友達からエッセイを借りて読みました。
いきなり4冊目からですが、「これまでのあらすじ」も載っているし(エッセイなのに・笑)、問題なく楽しめました。

おもしろかったです。読んでいて、フシギな親近感を覚えました。
三谷さんはとくべつな才能を持ったの喜劇作家だと思っているので、タイトルの「ありふれた生活」という言葉については、内心まゆにつばつけてたところがありました。でも、読んでみると脚本家とはひとつの職業で、三谷さんは自分の好きなことで生計を立てている人でしかありません。仕事柄、テレビや映画に出ている、誰もが知っている人が同僚だったり友達(少ないらしい)だったりしてるってことなんです。

このエッセイを読んでいると、三谷さんが日々小さなことにくよくよしたり、恥ずかしい目にあったり、転んでこぶを作ったりしていることが本当にリアルに感じられます。
多少「笑ってほしい」と思って書いているかもしれませんが(喜劇作家ですから)、そういう期待感や狙いもひっくるめて、リアル・・・その辺にいそうな感じがします。

そして、そのリアルさはそういうくすっと笑えるエピソードだけでなく、脚本家という職業についてまわる厳しさ、難しさ、苦しさをもこちらへ強く訴えてきます。
ありきたりだけれど、好きなことを仕事にするということは、その自分の好きなことにどこまでも真摯であろうと努力し続けることだと思いました。

今、それをしようとしている私は気が引き締まりました。


三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側
三谷 幸喜 / 朝日新聞社
ISBN : 4022500719
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by takibi-library | 2006-03-11 09:24 | いつも読書 | Comments(0)  

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