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三味線ライブ

家の最寄り駅の前で三味線の演奏をしている人がいました。いわゆるストリートミュージシャン。

ハンチングに羽織というちょっと不思議な組み合わせだけれど、くすんだ色あいが三味線の切羽詰ったような切なげな音色には似合っていました。
2曲聴いたので、「志」と書いた箱に200円入れました(中には1000円札も入っていてちょっとびっくりしました)。

今の住まいに越してきて2年以上になりますが、三味線の人ははじめて見たので、ちょっと聞いてみたところ、週末はどこかしらで演奏しているそうです。
今日はたまたまうちの近所の駅だったみたい。

三味線ってなかなか聴く機会がなくて、一度ライブで聴いてみたいとかねがね思っていたのでうれしかったです。
今度聴けるのはいつだろう。

三味線というと、やっぱり思い出すのは山本周五郎の「虚空遍歴」。
でも、今夜のストリート・ミュージシャンの人は三味線の音色からは想像つかないほどリラックスした感じの人でした。
きっと好きなことができていて楽しいのだろうなぁと思うと、ちょっと励まされるような気分になりました。


虚空遍歴 (上巻)
山本 周五郎 / 新潮社

by takibi-library | 2006-05-21 22:24 | くらし  

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