「三谷幸喜のありふれた生活5 有頂天時代」読了

昨日から今日にかけて一気読みです。

この文章が書かれた期間は、ひとりのそれほど熱狂的でもないファンから見ても、「三谷さん、よく働くなぁ」という時期です。映画「有頂天ホテル」、お正月の古畑任三郎スペシャル3作、「新選組!」の後日談、「12人の優しい日本人」(チケット取れませんでした・涙)、歌舞伎「決闘!高田馬場」(これは見ました。長唄が斬新でした。)・・・すごいです。
その傍らというか、その土台として、日常生活がちゃんとあって、そういうこともこのエッセイは描かれています。私は作品の裏話や製作風景よりも、日常生活について、その多くが飼っている犬や猫についての話が好きです。

それらが魅力的に感じられるのは、たぶん三谷さんの基本的な考え方に共感しているからなのだと思います。
「三谷ファミリー」と呼べるのは、妻と三匹の猫と一匹の犬だけだ。
こうきっぱり描くことはちょっと冷たい感じもすると思うのですが、それがどういうことなのかは、このエッセイを読むと感覚的にわかるのです。
ファミリーと仕事上のパートナーたち、どちらも大切にしていて、その大切にするやり方の違いがあるんです。それが読んでいてすがすがしいです。

もちろんこの本全体としては、読んでいてひたすら楽しいです。ひとりで笑ってしまうことなんて数え切れません。

ところで、ずっと気になっているのは、登場人物紹介の「妻」についての記述です。
女優業の傍ら、一切の家事を引き受けている。最近はエッセイストとしても活躍中。内容が夫のエッセイと重なることもあるが、夫よりも文章が上手で読みやすいというのが、もっぱらの評判。
そろそろ、その「妻」の本も読んでみたいかも、です。
「かもめ食堂」もよかったし。

三谷幸喜のありふれた生活〈5〉有頂天時代
三谷 幸喜 / 朝日新聞社
ISBN : 4022502150
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by takibi-library | 2006-10-20 20:41 | いつも読書 | Comments(0)  

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