「エマ」:ジェイン・オースティンじゃなかった。

今日は、家の近所のマンガ喫茶Aprecioへ行きました。もちろん、「蟲師」を読むために。

席を確保して、さっそく本棚へ向かうと・・・なんと、「蟲師」が全巻持って行かれていました(涙)。もう何を読んだらいいか全く思いつかず、ボーゼン。新宿のお店よりマンガの量が少ないし・・・。

しかたがないので、端から端まで本棚を眺めたところ、「エマ」というタイトルのマンガがありました。「へぇ、"エマ"がマンガにねぇ・・・さすがにいちばん下の棚だねぇ」と思って手にとると・・・。

エマ (1)
森 薫 / / エンターブレイン
ISBN : 4757709722



なぜか、メガネのメイドさん。
「何か違うけど、まぁ、いいか」と思い直して読んでみました。

ジェイン・オースティンの「エマ」とは全く違うお話でした!!(はじめて太字を使うくらいの衝撃)

この「エマ」は、19世紀のイギリスを舞台にした身分違いの恋愛のお話です。
老婦人のメイドとして働くエマは、婦人が家庭教師をしていたジェームズ家の跡取り息子ウィリアムと出会って、二人は恋に落ちます。
婦人の死後、エマはウィリアムに挨拶もできないままロンドンを離れ、あるドイツ人商家のメイドになります。一方、失意のウィリアムは上流階級での縁談を受け入れます。
しかしその後、奇跡の再会が・・・

とまぁ、物語は、これでもか!というくらいベタですが、ときどき突出してユニークなキャラクターが出てくるのが、なんともおもしろいのです。けっきょく7巻(最終話)まで読みました。

話は単純ですが、当時のイギリスの世情をちゃんと描いていると思えること、主人公のふたり以上に魅力的なキャラクター、主人公たちの心理が伝わってくる表情、破天荒な展開、おもしろさはしっかり詰まっていました。
そして、連載の4年間に著者の画力がどんどん進化しています。著者は女性ですが、リアルな女性の裸を描いているので驚きました。こんなふうに描ける女性マンガ家は少ないと思います。

個人的には、それまでの物語の進み方に比べて、7巻がずいぶん駆け足だったなぁと思いますが、番外編があるようなので、そちらを楽しみにしたいと思います。
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by takibi-library | 2007-03-27 21:24 | いつも読書 | Comments(0)  

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