「ラッシュライフ」読了

おもしろかったです。お気に入りの黒澤さんが登場するし、はっとさせられるせりふもたくさん。とにかく読んでいて楽しかったです。

様々な職業、年代、境遇の男女のそれぞれの物語が、ところどころ、少しずつ、つながっているんです。それが、始まりであったり、なぞのヒントであったり、結果であったりします。それにドキドキします。
そして、私の生活にはバラバラ死体はないけれど、こんなふうに、私の知らないところで、誰かの生活と交差したり、つながったりしているのだと思って、またドキドキするのです。

この本には、いろいろな引用があります。何からの引用かははっきり書いていませんが、ひとつだけ、わかったものがありました。
主人公が白痴の女性に言う台詞だ。
『怖れるな。そして、俺から離れるな』
25、6歳のときに半年くらい、この作家の本ばかり読んでいました。このせりふが出てくる小説は、私にとっては、この作家の作品の中では思い入れが強くなかったけれど、「たぶん、そうだ」と思えたことが、ちょっとうれしかったです。

「重力ピエロ」、「ラッシュライフ」と、はずれナシの伊坂作品。私にとって、伊坂さんは、「とにかくおもしろい本が読みたい」と思ったときの切り札的作家さんになりそうです。

ラッシュライフ
伊坂 幸太郎 / / 新潮社
ISBN : 4101250227
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by takibi-library | 2007-04-10 21:04 | いつも読書 | Comments(2)  

Commented by ヨシカズ at 2007-04-12 18:09 x
ラッシュライフにしても、内容が面白くてうれしいんですけど、それとは別に引用が分かるという事でのうれしさがあったりします。

久々に彼の本読みたくなりました。

Commented by takibi-library at 2007-04-13 00:06
今読んでいる「不毛地帯が」ずっしり系(実際の量も、物語の質も)なので、これが終わったら、またいさか作品が読みたくなるような気がします。
でも、切り札はもうちょっと大事に残しておきたい気も・・・。

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