「蒼天航路8・9」読了:荀彧の死!

ついに荀彧が死んでしまいました。

"君子"にふさわしい、美しい、白い死に様。
曹操が送った箱に入っていたものは、曹操の悲しみ、荀彧を救えないむなしさだったと思いました。はじめ、「お前にやるものは何もない」と解釈した荀彧でしたが、最期のとき、「それはありのままでよいということだ」と解釈できたのが、それまでに築き上げた曹操と荀彧の関係なのでした。
もしかしたら、曹操があらゆる意味で「守ろう」と思った相手は荀彧だけだったかもしれません。

武人に比べると、荀彧の死は地味な話です。
しかし、自らの残した白い轍の先、曹操の白い想いに遠慮なく包まれる荀彧。すがすがしく、でもはかない、やはり私にとっては涙なくして読めないところでした。
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by takibi-library | 2007-05-26 22:55 | いつも読書 | Comments(0)  

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