「太陽の塔」:男の子はつらいよ。

初の森見作品です。好き嫌いが分かれそうですが、私にはおもしろいです。

とくに、主人公たち大学生の深遠なる悩みにもだえる姿が、「若人よ、今のうちにしっかり悩みたまえ」とほほえましいです。また、彼らの妄想―男の子も妄想逞しいのです―が笑えます。単におもしろさを狙っているのではなく、当人はいたって真面目であるところが伝わってくるのでおかしさ倍増です。

スピード感があるようで、言葉が止まらず足がもつれるようなおぼつかなさがゆるくていいです。ちょっとまどろっこしく感じるのも愛嬌の範囲です。そう思えるかどうかが、好き嫌いの境界線なのかもしれません。

太陽の塔 (新潮文庫)
森見 登美彦 / / 新潮社
ISBN : 4101290512
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by takibi-library | 2007-08-21 22:26 | いつも読書 | Comments(0)  

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