「三月は深き紅の淵を」読了

先日の観劇に合わせて、友人推奨の「三月は深き紅の淵を」を読みました。はじめての恩田陸作品です。

恩田作品をいくつか読んでいるその友人に、最初読むとしたらどれがいいか?と聞いて選んでもらったのがこの本です。「本好きの人にはコレ」とのことでした。

おもしろかったです。でも、私はちょっと尻すぼみのような気がしました。『三月は深き紅の淵を』という本に繋がる4つの短篇になっているのですが、最初がいちばんおもしろくて、だんだん「ふ~ん」という感じになりました。
「ふ~ん」と思うのですが、話を追うごとにいろいろな仕掛けがどんどん出てきたような気がします。それは人によってはおもしろく感じるかもしれません。ただ、私はそれにしらけてしまいました。なんだか途中でお腹いっぱいになって、いちいち楽しむ余裕がなくなってしまったのだと思います。

いちばんおもしろかった最初の話、「待っている人々」。こういうの、好きですね。
『三月は深き紅の淵を』という幻のミステリ本を探す4人の老人たちと、彼らに招かれるひとりの若者。若者はひとりの老人が会長を務める会社の若手社員で、業務命令で2泊3日、会長宅で老人たちの推理の相手をします。
この老人たちがいいです。こんなふうに、本にかまけるための仲間(おまけにひとりはお金持ちで、ひとりはプロの料理人)がいる老後、憧れます。夢に近い目標にしたいです。
そのためはに、今夜も読まねば!(そして料理の下ごしらえも・笑)


三月は深き紅の淵を (講談社文庫)
恩田 陸 / / 講談社
ISBN : 4062648806








物語のはじまりに「どうしてこんな魅力的な謎が次々と思いつくのだろう」と思うけれども、終わりは「あぁ、そう」って感じのものが多い。

適切だと思いました。
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by takibi-library | 2007-09-04 18:50 | いつも読書 | Comments(0)  

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