「シャーロック・ホームズの冒険」(新訳):旧訳に収録されていない話 その1

光文社文庫から出ている新訳の「シャーロック・ホームズの冒険」には、新潮文庫の旧訳には収録されていない話が2つあります。今日の昼休み、そのうちのひとつ「技術者の親指」を読みました。

私はシャーロッキアンでもないし、ミステリについても詳しくないからか、旧訳でこの作品をはずした理由はわかりませんでした。ちょっとグロテスクかもしれませんが、他と比べて著しい違いはないと思います。

こんなふうに、読めなかった作品が読めるようになっていることはこの本の大きな魅力だと思います。もちろん、新訳=自分がふだん使っている言葉に近い表現になっていることで、臨場感も増して、部屋を歩き回るホームズや暗闇で拳銃を握り締めて息を殺しているワトスンの姿が浮かび上がってくるようです。

ロンドンの街のイメージはグレイ。これからの季節は、ホームズを読むにはいちばん雰囲気があっているのかもれません。

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
アーサー・コナン ドイル / / 光文社
ISBN : 4334761631






「技術者の親指」は、ちょっと結末が他の話と違うかな?と感じなくもありません。
それは、ホームズが事件の顛末をことごとく明らかにはするのですが、犯人を追い詰めるまでには至らないからです。
相手はホームズが事件に乗り出したことすら知らないまま逃げてしまう、直接対決なし!の話なのでした。
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by takibi-library | 2007-10-22 19:26 | いつも読書 | Comments(0)  

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