「シャーロック・ホームズの冒険」(新訳):読了 旧訳に収録されていない話 その2

読み終わりました。

「技師の親指」ともうひとつ、新潮文庫版に入っていない話があります。それが「緑柱石の宝冠」。私はこの話がけっこう好きです。

深刻な問題を抱えた依頼人のこっけいな登場シーン、はっきりとは語られないやんごとなき方の関与、親子の情愛、女たらしがけなげで美しい娘をたぶらかす・・・なんか、わかりやすいエピソードが多く楽しいです。

短編集で、事件がどんどん進んで芸術的な推理に驚くばかりですが、そればかりでなく物語としても楽しさ、ホームズやワトスンの人となりがさりげなく捉えられます。これは新訳の魅力です。ヴィクトリア朝の習慣や、通貨のことなどの注釈も、注釈が出てくるのが楽しみになるような、わかりやすくおもしろい説明になっています。

新潮文庫版も光文社文庫版も、装丁ではどちらもすてきだと思っています。揃えたくなります。
あぁ、出版社の思うつぼ。

次は「バスカヴィル家の犬」です(もう揃えつつある・・・)。

シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
アーサー・コナン ドイル / / 光文社
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by takibi-library | 2007-10-24 23:05 | いつも読書 | Comments(0)  

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