「シャーロック・ホームズの回想」読了
2007年 11月 22日
読み応えありました。
いろいろな事件があるのですが、これまでに読んだ短編集の中ではいちばん粒揃いだと思いました。ホームズが、嫌味薄めで、好奇心に突き動かされるようすが素直で、ちょっといいヤツになっていました。
シャーロック・ホームズの兄、マイクロフトが出てくるのもよかったです。家族いたんですね(笑)。
そして、何といってもモリアーティ教授。
私のデフォルトのイメージは、アニメの「名探偵ホームズ」のモリアーティ教授なので、だいぶずれていました。
ホームズがモリアーティ教授と対決する「最後の事件」の結末には、ちょっとせつなくなりました。ワトスンにあてた手紙の最後、「きみの真の友 シャーロック・ホームズ」という署名にぐっときます。
「きみの真の友」
この言葉に、ホームズの人となり、ワトソンへの信頼、すべてが詰まっていると思いました。
今のところ、シリーズでいちばん好きな1冊。
シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
アーサー・コナン・ドイル / / 光文社
いろいろな事件があるのですが、これまでに読んだ短編集の中ではいちばん粒揃いだと思いました。ホームズが、嫌味薄めで、好奇心に突き動かされるようすが素直で、ちょっといいヤツになっていました。
シャーロック・ホームズの兄、マイクロフトが出てくるのもよかったです。家族いたんですね(笑)。
そして、何といってもモリアーティ教授。
背がものすごく高く、がりがりにやせ、白いひたいが丸くせり出して、両目が深く落ちくぼんでいる。ひげのない青白い顔に、どこか禁欲的で、いかにも学者という威厳のある雰囲気。
私のデフォルトのイメージは、アニメの「名探偵ホームズ」のモリアーティ教授なので、だいぶずれていました。
ホームズがモリアーティ教授と対決する「最後の事件」の結末には、ちょっとせつなくなりました。ワトスンにあてた手紙の最後、「きみの真の友 シャーロック・ホームズ」という署名にぐっときます。
「きみの真の友」
この言葉に、ホームズの人となり、ワトソンへの信頼、すべてが詰まっていると思いました。
今のところ、シリーズでいちばん好きな1冊。
シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
アーサー・コナン・ドイル / / 光文社
by takibi-library | 2007-11-22 23:42 | いつも読書