「シャーロック・ホームズの回想」読了

読み応えありました。

いろいろな事件があるのですが、これまでに読んだ短編集の中ではいちばん粒揃いだと思いました。ホームズが、嫌味薄めで、好奇心に突き動かされるようすが素直で、ちょっといいヤツになっていました。
シャーロック・ホームズの兄、マイクロフトが出てくるのもよかったです。家族いたんですね(笑)。

そして、何といってもモリアーティ教授。
背がものすごく高く、がりがりにやせ、白いひたいが丸くせり出して、両目が深く落ちくぼんでいる。ひげのない青白い顔に、どこか禁欲的で、いかにも学者という威厳のある雰囲気。

私のデフォルトのイメージは、アニメの「名探偵ホームズ」のモリアーティ教授なので、だいぶずれていました。

ホームズがモリアーティ教授と対決する「最後の事件」の結末には、ちょっとせつなくなりました。ワトスンにあてた手紙の最後、「きみの真の友 シャーロック・ホームズ」という署名にぐっときます。

「きみの真の友」
この言葉に、ホームズの人となり、ワトソンへの信頼、すべてが詰まっていると思いました。

今のところ、シリーズでいちばん好きな1冊。

シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
アーサー・コナン・ドイル / / 光文社
[PR]

by takibi-library | 2007-11-22 23:42 | いつも読書 | Comments(0)  

<< 酉の市→ねぎま鍋 夜のはじまりに図書館。明日はき... >>