京都へ行った話:喫茶店文化?
2007年 12月 09日
京都は見どころがたくさんあるけれど、街中をぶらぶらするのが楽しいです。
そんなことは東京にいてもできるだろうと思うのですが、東京では「家に帰って・・・」という選択肢があります。家に帰ったら、家事をするとか、PCに向かうとか、そこからまた選択肢が増えていくわけで。
旅先では、とりあえず夕飯をどこで食べるか考えたら(もしくは考えつつ)時間をつぶすためにぶらぶらします。とてもムダなようですが、ムダ=ぜいたくと思って、そこは思い切って楽しみます。せっかく来たのに・・・と思ってはいけません。
京都では、雑貨屋さん、和モノのお店、お菓子屋さんなどをひやかしながら、とことこ歩くうちに、日頃引っかかっていたことなんかをつらつら思ったり、そのうちにどうにかする方法が浮かんだり、途方に暮れたりしていました。
それにしても、京都は喫茶店やカフェが多いような気がします。そして、そこを利用する人々も。昼間、喫茶店で一息入れることが習慣になっているみたいです。その店の雰囲気を垣間見るだけでとても楽しいです。
ある喫茶店で。平日の朝、10時ちょっと前だったでしょうか。
私が朝食をとっているとなりに、男性3人グループがやってきました。3人の顔ぶれは、①スーツを着た30代②ジャケットを着た(ネクタイなし)の4、50代③ブルゾンを着た4、50代という、共通点の少なさ。
30代の人が持っていた紙袋から、スポーツ新聞ばかり5紙(新品)を取り出し、テーブルに並べると、3人がそれぞれ1部ずつ取って読み始めます。特定の記事を探すというのではなさそうで、ひととおり目を通す感じでした。
とくに言葉を交わすこともありませんでした。粛々と作業をこなして、ひととおり終わったら、ブルゾンと30代がサッカーの話、Jリーグのこと、ACミランのことなどをちょっと話した程度。
それぞれ飲み物を飲み干したところで、お開き。30代が再び新聞を紙袋にしまって、3人で出て行きました。
彼らは一体何者でしょうか?スポーツ新聞の輪読の目的は?
朝からなんだかなぞめいていたのでした。
ちなみに彼らの飲みもの。
30代とブレザーはココア、ブルゾンはブラックコーヒーでした。
そのとき私が食べていたのはこれ。どこの喫茶店かわかっちゃいますね(笑)。
by takibi-library | 2007-12-09 21:37 | 旅