「日日平安」読了。

途中まんがを読んだりしたせいか、思ったより長持ちしました(読むのに時間がかかりました)。
短編集ですが、どれも信条を持つことについて考えさせられる話だったと思います。

江戸時代を舞台にした時代ものです。でも、ひとつひとつの場面はちょっとこっけいだったり、切なかったり、やりきれなかったりして、それは物語の中の人々の感覚は、私が暮す現代の生活となんら変わらないことです。その普遍性が山本周五郎の作品の奥深さだと思います。

あとがきに、作者がこの短編集の編纂者に語った言葉として、このように書いてあります。
「もし君があと数年たって、私の作品を読返してくれるならば、きっと現在読んで感じたのとは別な広がりを発見してくれるだろう。私の作品にはそれだけのものが含まれていると思うんだ」
私がこの本を読み返すときに見つけるものが、今から楽しみです。

日日平安
山本 周五郎 / / 新潮社
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by takibi-library | 2007-12-18 19:53 | いつも読書 | Comments(0)  

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