「陰陽師 瘤取り晴明」読了
2008年 01月 17日
「陰陽師」の話はいつも愉快で、怖くて、ちょっと色っぽかったりもして、どきどきしますが、今回はそれに絵も加わるので、うきうきとあっという間に読んでしまいました。
いちばんの魅力はやっぱり、晴明と博雅の会話です。
取り留めのないことから、ちょっとだけ大事なことに触れて、またふわふわとした話に飛んでいく、そして、「行こう」と出かけていく。
このゆるゆるとした、でも息の合ったようすが心憎いのです。
正直、うらやましい。
陰陽師瘤取り晴明 (文春文庫 ゆ 2-16)
夢枕 獏 / / 文藝春秋
ISBN : 4167528169
by takibi-library | 2008-01-17 22:44 | いつも読書