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「陰陽師 瘤取り晴明」読了

挿絵がいっぱいの、「陰陽師」シリーズ文庫最新刊です。

「陰陽師」の話はいつも愉快で、怖くて、ちょっと色っぽかったりもして、どきどきしますが、今回はそれに絵も加わるので、うきうきとあっという間に読んでしまいました。

いちばんの魅力はやっぱり、晴明と博雅の会話です。
取り留めのないことから、ちょっとだけ大事なことに触れて、またふわふわとした話に飛んでいく、そして、「行こう」と出かけていく。

このゆるゆるとした、でも息の合ったようすが心憎いのです。
正直、うらやましい。

陰陽師瘤取り晴明 (文春文庫 ゆ 2-16)
夢枕 獏 / / 文藝春秋
ISBN : 4167528169

by takibi-library | 2008-01-17 22:44 | いつも読書  

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