「オーデュボンの祈り」読了

金曜日から読み始めて、今日の昼休みで終わりました。おもしろかったー。

不思議な島に連れてこられた主人公、穏やかで不可解な島で続く事件。
主人公がときどき思い出す祖母の言葉、もといた土地で静かに進行する悪意。

それぞれがひとつの核心へ加速度的に収束していきます。読み手が核心に迫るというより、核心が読み手を引き寄せていくような感じがしました。
とくに終盤、物語がどんどん走り始めて息をするのを忘れてぐわーっと読みすすめ、ある登場人物の結末に溜飲を下げたところで、息継ぎ。本を読んで息が上がるなんて久しぶりでした。すばらしい疾走感とそのあとのカタルシス。

読みやすいし、感動はないけれど、読み終わって満ち足りた気持ちで伸びをすると本当にいい気分です。それにはやはり終盤をちびちび読まず、勢いを保って一気に読んだのがよかったと思いました。

オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎 / / 新潮社
ISBN : 4101250219
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by takibi-library | 2008-02-25 21:59 | いつも読書 | Comments(0)  

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