「正しい保健体育」:ギリギリの線

この本の感想を書こうかどうしようかずーっと迷っていたのですが、個人的にはおもしろいと思うので、紹介します。みうらじゅんさんの「正しい保健体育」です。理論社の「よりみちパン!セ」シリーズから出ている本です。

この本は、”学校では決して学ぶことのない本音の「保健体育」”のテキストです。ここに書いてあることを、人によっては「ふざけている!」と思うかもしれません。口にするのは憚れる言葉もいっぱい出てきます。私にとってもギリギリの線です。
でもみうらさんは、自分の体験をさらして、まさに身を切って本当のことを教えている(しかも、ちょっと楽しそうに)ので、そのまじめな気持ちはちゃんと伝わってきます。

実際の対象読者が読んでどう思うかはさておき、そうでない読者(私)が読んでおもしろかったのは、保健体育の分野にとどまらず、人生全般についても当てはまること、性別、年齢に関係なく共感できることがたくさん書いてあることです。
いくつか紹介します。
人間のいちばんの敵は「慣れ」なのです。

1ヶ月1万円で楽しい人は、100万円持っていたら大金持ちです。
1ヶ月1000万円で楽しい人は、100万円しか持っていなければ貧乏です。
どれだけの金で楽しめるか。そして、その金をちゃんと稼げるかが大事なのです。

大切な人のためにやるべきことでもっとも大事なことは、「その人よりも長生きをする」です。その人の死に水を取ることなのです。

本業と余暇の違いを簡単に言えば「やめられるかどうか」です。やめられるものは本業とは呼びません。

ね、いい本でしょう?

このシリーズ、他にもおもしろそうな本がいろいろあるのですが、ちょっと高め(1,260円)なんですよね。でも、平松洋子さんの「ひとりひとりの味」が読んでみたいです。

正しい保健体育
みうら じゅん 100%Orange / 理論社
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by takibi-library | 2008-04-08 09:20 | いつも読書 | Comments(0)  

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