「当世凡人伝」:なんか、好き。

富岡多恵子という作家のことは、知りませんでした。
ブックピックの在庫の中にあって、代表のKさんに「クヌギさんにはいいと思いますよ」と言われて借りてきました。

どうかなーと思いつつ読み始めたのですが、なかなかいい感じ。Kさんの眼力に感服。

「当世凡人伝」とあって、市井の人々の幸、不幸、偶然、必然を描いた短編集です。
エゴや、残酷さもあります。でも、それにもちゃんと理由や思いがあるわけで、あえてゴリゴリやっちゃうようなところが、けっこう好きです。

なんでもあっさりときれいに片づけることも大切だけれど、大切な人を守るためには泥臭くエゴを押し通す図太さはどこかに隠し持っていたいと思います。


当世凡人伝 (1980年) (講談社文庫)
富岡 多恵子 / / 講談社
ISBN : B000J8656Q
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by takibi-library | 2008-07-02 23:50 | いつも読書 | Comments(0)  

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