「流星課長」読了

しりあがり寿さんのまんがです。ブックピックの代表Kさんから借りました。

京王線でいつも座って帰宅するという“伝説の”サラリーマンというチッチャイような壮大な(?)ようなところがおもしろいです。
京王線はあまり乗らないのですが、以前新宿で働いていたのでけっこう親しみがあります。もし、ふだんから京王線を使っていたら「もしや流星課長?!」とキョロキョロしてしまうかもしれません。

ところであとがきによると、しりあがり寿さんはキリンビールにお勤めだったのですね。まんが家になってからも、10年は二足のわらじで、この本は「会社をやめたこともあって」まとめられたものとのことでした。
このあとがきがいいです。カイシャである程度の期間働いたことのある人ならきっと、共感すると思います。
「カイシャ」のころを思い出すとそれはまるで夢の中のようです。時たま会社の人と酒など飲むと、まるで夢の続きを見ているかのような気がするほどです。
そうなんです、この「カイシャ」というのは、日本中の人がいっしょに見ている「夢」なんですよね。なんだか、現実のようで現実離れした不思議な怪しい独特の世界。
そこでは、とるにたらない一枚の領収書や一つのハンコがとても大切だったり、課長や部長代理や担当部長やらよくわからない肩書きにみんな夢中になったり、「気配り」や「根回し」や「お含みおきください」なんて技がとびかったり、恋愛あり、立身出世あり、運動会や旅行もあり、まさにワンダーランド。

カイシャ、楽しかったなぁ。もちろん、辞めたことは後悔していませんが。

流星課長
しりあがり 寿 / / 竹書房
ISBN : 4812450284
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by takibi-library | 2008-09-10 08:32 | いつも読書 | Comments(0)  

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