「ヘンリ・ライクロフトの私記」読了

イギリスの田園に住む本読み。描かれる風景や、暮らしの様子にうっとりします。しかし、この架空の人物の生き方は、それとは対照的に自律的で厳しいものです。
自分自身を静かに見つめるには、穏やかな暮しが必要だということかな、と思うのですが、著者であるギッシングの暮らしぶりはライクロフト氏とはかけ離れたものだったようです。恐るべき妄想力!

妄想でもこんな例を示されると多いに励みになります。いつか、いつか、こんな穏やかで本を読んで、散歩やちょっとした作業で体を動かし、「あとはぽっくり死ねれば本望だ」と思えるような境地にたどり着きたいものです。

正直、今思いっきり感化されています。

ヘンリ・ライクロフトの私記 (岩波文庫)
ギッシング / / 岩波書店
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by takibi-library | 2008-10-14 23:20 | いつも読書 | Comments(0)  

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