「あしたはうんと遠くへいこう」:大学の同期に会ったこと

先日、ブックオフの半額セールで買ってあった本です(文庫だけど均一じゃないヤツなのでこれも半額でした)。

この本は以前、毎日新聞の「ここち」でメンバーのBさんがすすめたもので、その後角田さんの「古本道場」や「空中庭園」を読んで、これも読んでみようと思いました。
主人公の、高校生のときから15年間の恋愛遍歴を時系列で描く短編集です。全部で11の話があって、今のところ2つ読み終えました。

そんな昨晩、7、8年ぶりになると思うのですが、大学のゼミの同期に会いました。
彼女は最近結婚して、奇遇なことに私の家の近く、歩いて15分くらいのところに越してきたのです。

同期の近況や彼女自身の結婚話を聞いて、ふむふむと思いました。
昔からそうなのですが、他人の話を聞いて「自分もそうしたい」と思うことはなくて、たいてい今の自分はけっこう楽しいなーと、ますます満足の度を深めます。今回もそうで、いろいろな点で身軽でのびのびした今の境遇は、「すごい」と言ってもいいかもしれないとさえ思いました。

こんな気分を明文化しているのも角田さんで、ちょっと前に読んだyomyomに掲載されていた短編「浮き草」がそれなのでした。
読んだ当時も、その主人公の境遇を、何となく「自分に近いかも」と感じてはいたのですが、昨日のおしゃべりの最中に、ふと「今の私はああいう(「浮き草」で描かれた)状態なんだ」納得してしまいました。

これまで、小説を読んで「これは自分のことだ」と感じることが比較的少なかったので新鮮です。
角田さんはすごい。
この本にもそんなふうに思う話が見つかるのか、ちょっと楽しみです。

あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)
角田 光代 / / 角川書店
ISBN : 4043726031
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by takibi-library | 2008-10-30 21:26 | いつも読書 | Comments(0)  

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