「あした来る人」:あら、絶版だったのね。

井上靖さんの本は読んだことがありません。「井上靖=大河系歴史物」というイメージがあるので、今読まなくってもいいでしょうと思っていたからです。

そんな気分のまま、先日行ったブックオフでこの本を見つけました。井上作品には歴史もの以外もあるし、それらがまたおもしろいという情報を小耳に挟んでもいました。あらすじを読んで「買い」と即決。「古道具中野商店」のあとすぐ、読みはじめました。
背表紙のあらすじより
大貫克平は、山と妻とどちらかが大切かと聞かれて、「山」と答えるほど登山に打ち込んでいる。夫の内面生活からはじきだされた妻の八千代は、カジカの研究に明け暮れる曾根二郎に心をひかれていく。一方、克平も、美貌のデザイナー山名杏子と恋愛関係に陥るが、杏子は克平が自分の庇護者の婿であることを知る……。あしたの可能性を抱きながら今日を生きる人々を爽やかに描く。

この文章を読んだとき、登場人物の関係からはかなりどろどろしたイメージを持ったので、「爽やかに描く」というのが理解できませんでした。
今のところ1/4ほど読みましたが、不思議なことに、本当に「爽やか」です。ずっとこの調子だったらいいなーと思います。

ところで、この投稿を書くのに検索して、この本が絶版だと知りました。ちょっと意外。

あした来る人 (新潮文庫)
井上 靖 / / 新潮社
ISBN : 4101063036
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by takibi-library | 2008-11-06 16:43 | いつも読書 | Comments(0)  

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