「誰よりも美しい妻」読了

昨日、今日と連休です。昨晩は眠くなるまで本を読み、今朝は9時に起きました。何時間眠ったかははっきりしませんが、「よく寝た」という実感があって、いい気分です。

午後になって、昨日読み切れなかった「誰よりも美しい妻」の残り1/4を読み終えました。
さくさくと読めるテンポのよい話でした。ちょっとしたドロドロネバネバがあっても、なんだかんだでこっけいなところがよかったです。

この作品に出てくる人の中では誰よりも美しい妻の息子、12歳の深(しん)くんの目線が興味深かったです。周りがよく見えているけれど、12歳ゆえに知らないこともままあって、自分なりに理解します。その深くんなりの理解がおもしろいです。こんなふうに人間関係をとらえられたらいいなーと、ちょっと思いました。

ちょっと苦手だったのは、出てくる女性たちに痛々しい人が多かったことです。痛々しさが表に出ているのは、鼻につくというか、作品としての好き嫌いじゃなくて、その登場人物が気に食わないのです。その場面を通り過ぎたら「あーやだやだ」と、ひとことつけたくなる感じですが、そうまで思わせるディティールの生々しさは、井上さんの作品のおもしろいところ、気に入っているところでもあります。

それから、登場人物の構成的にはホームドラマでもあるので、家での食事の場面が多かったのが、私には楽しく感じました。中華っぽいものはなかったけれど、和食、洋食の献立はちょっとまねして作ってみたいものもありました。これは、今後の参考に。

誰よりも美しい妻
井上 荒野 / / マガジンハウス
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by takibi-library | 2008-11-21 14:40 | いつも読書 | Comments(0)  

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