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「食品の裏側」読了

おととい(水曜日)、各所で話題になっている本がわが家にやってきました。
つまり、妹が友人から借りたもの。今日(金曜日)のお昼に別の友人へ回さないといけないというので、昨晩、ひといきに読みました。
「食品の裏側」です。かつて食品添加物のトップセールスマンだったという安部司さんの本です。saheiziさんのブログでも紹介されていたので、読んでみたいと思っていました。

内容は驚きのものです。食品添加物はいろいろな食品にいろいろ使われているのだとは思っていましたが、「まさかここまで!」という驚きです。
ただ、「何でだろう?」と思ったことは、たいていあやしいというのは間違っていなかったんだなぁと思いました。

例えば、本にも取り上げられているコンビニエンスストアのおにぎりについて。
今はどうかわからない(あまりコンビニには行かないので)のですが、コンビニで売られているおにぎりは、どうして冷蔵庫に入っていておいしいのかが、私にはなぞでした。
ふつう、ご飯を冷蔵庫に入れるとぽそぽそになって、温めなおさないとおいしくないからです。

炊き立てご飯のつやと味、そのあと冷蔵庫に入れて冷ましたご飯のつやのなさと味、その変化を知っていると、やっぱり家のおにぎりとは違うんだと思ってしまいます。

でも、実際のところ、私の家にも食品添加物を使ったものはたくさんあります。調味料やお菓子、ふりかけ、お弁当の友のインスタントの味噌汁やスープ・・・。
どうやったら減らせるのだろう。

しかし著者はきっぱり言います。
これほど食品添加物が蔓延している世の中では、私達の食生活から添加物を「ゼロ」にするのは、現実問題として不可能です。
(略)
あれが毒だこれも毒だ、添加物をやめて無添加にせよと、告発するだけでは、ちっとも進まないのです。

そして、未来に向けてのヒントをくれます。
添加物を単純に目の敵にし、拒否するのではなく、どう付き合うか、どう向かい合うか。どこまで自分は許せるか。それこそが大切なのです。

生きていくには、自分で考えて決めるということが大切なのだと改めて思いました。

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
安部 司 / 東洋経済新報社
ISBN : 4492222669
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by takibi-library | 2006-06-30 07:15 | いつも読書 | Comments(4)  

「富豪刑事」読了

昨日読み終わりました。おもしろかったです。

刑事が富豪だという設定は突拍子もないのですが、それがしらけるような不自然さを感じさせないようになっているところがよかったです。
解説にも書いてあったのですが、それはおそらく「推理小説としてちゃんとしている」こと、「細部が丁寧に描かれている」ことによるものだと思います。

前者については、トリックについての根拠はがっちりとしています。捜査過程で富豪刑事が富豪としての金に糸目をつけない手段をとっても、トリック自体はじつげんされそうな「ほんとっぽさ」があります。

後者については、富豪刑事の同僚のキャラクターがしっかりしています。また、事件に関わる被害者や容疑者、彼らの生活についても人となりや彼らの仕事の専門性などが具体的に描かれています。
そして、強盗、放火、密室、誘拐、暴力団関係の事件と、富豪刑事が携わる事件がいろいろあることも「ほんとっぽさ」につながっていると思います。


これまた解説によると、筒井さん自身は続編を考えていらっしゃらないようですが、私は続編希望です。

富豪刑事
筒井 康隆 / 新潮社
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by takibi-library | 2006-06-29 07:50 | いつも読書 | Comments(0)  

何でもそろう? 玉川高島屋。

先日、玉川高島屋の食品売り場で買い物をしました。

私の当初の目的は、そこに出店してる富澤商店でサフのドライイーストを買うことだったのですが、家人と一緒にちょっとふらふらしてみました。

するとどうでしょう。
よそで品切れ中のほしいものが、ふつうに並んでいました。それらはとくべつ高価なものはないけれど、普段の食事がちょっと楽しくなるものです。

・おたまはん
  玉子かけご飯専用しょうゆ。
  関東風と関西風があるけれど、関東風だけ取り扱いの模様。
  自然食品のお店、F&Fにて発見。まだ家に残りがあるので、今回は買わず。

・ペンギン食堂の石垣島ラー油
  有楽町の「わしたショップ」では毎月10日に入荷するとすぐ売り切れる人気商品。
  タカギフーズにて発見、即購入!

そのほか、買ってみたいものが目白押し。一度時間をかけて見てまわりたいと思います。
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by takibi-library | 2006-06-28 05:50 | くらし | Comments(8)  

「富豪刑事」:突拍子もないのが楽しい

この週末からマンガばかり読んでいるようですが、そんなわけでもなく。

最近テレビドラマにもなっている、筒井康隆さんの「富豪刑事」を読んでいます。ドラマでは富豪刑事が女性で深田恭子さんが演じていますが、原作の主人公は男性です。

深田恭子さんは嫌いではないのですが、原作のほうが、突拍子もなさがより際立っています。それが、主人公の性別の違うによるものなのかがわからないのですが、今のところ、原作に軍配を上げるつもりです。


富豪刑事
筒井 康隆 / 新潮社
ISBN : 4101171165
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by takibi-library | 2006-06-27 06:39 | いつも読書 | Comments(2)  

「刑務所の中」感想

この本も、花輪さんの服役体験をもとにした実話です。

刑務所・・というのが正直な感想です。その中でとくにショックだったのが、受刑者たちの甘いものに対する執着心や飢餓感です。

日々の食事のおかずに煮豆があるときのはしゃぎ方は、給食で待ちに待ったメニューが巡ってきたときの小学生のような喜び方です。そして、甘いものが食べられるなら、「見つかれば懲罰」という行為もためらわないという受刑者・・・それなりの年齢の男性が、です。

仕事中に飴を食べている日常からは想像もつきませんが、人間にとって「甘味」とはとても基本的な快楽なのかもしれません。

また、完全な「平等」とは人工的なものなのだということを感じました。
刑務所では弱者を作らないために、支給される食べものを自分以外の人に譲ることが禁止されています。つまり、力の強い者が弱いものから食べものを奪うことがないように、という配慮です。

そのため、食べ切れなくて残したものは、平等のために全て残飯となります。
「食べきれないっていうから、もらった」は懲罰の対象です。
理不尽だとも思うのですが、これは長い時間をかけて培った合理的なルールなのでしょう。

甘味と平等・・・ふだんは意識しないことに気づかされる本でした。

刑務所の中
花輪 和一 / 講談社
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by takibi-library | 2006-06-25 22:32 | いつも読書 | Comments(2)  

「失踪日記」感想

「失踪日記」は、漫画家・吾妻ひでおさんの実体験の記録です。

話は3つあって、失踪→ホームレス→警察に保護される(捜索願が出ていたから)のが2話と、アルコール依存症になって、精神病院に入院して、治療を受ける1話です。

吾妻さんの絵の感じから、笑える雰囲気がいくらかあるのですが、描かれている内容はとても笑えるものではありません。とくに、本には出ていない、失踪中家に残された家族のことを想像すると、いたたまれない気持ちになります。

しかし、いたたまれない気持ちになるのは、作品の完成度の表れだと思います。
軽い雰囲気を持ちつつ、失踪やアルコール依存症を肯定したり、美化したりする隙がないのは、実はすごいことだと思います。


失踪日記
吾妻 ひでお / イースト・プレス
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by takibi-library | 2006-06-25 21:31 | いつも読書 | Comments(4)  

マンガ!マンガ!

今日は、友人にマンガを借りる日・・・。
そのつもりで待ち合わせのカフェへいそいそと出かけると、友人はそれらしい荷物を持っていません。一瞬「まさか忘れてないよね?」という不安がよぎると、「この後予定がなかったら、うちに寄っていかない?」とのこと。

そしてけっきょく、友人宅で半日マンガを読み、上げ膳据え膳で夕飯もごちそうになったのでした。ありがとうございました。

友人宅で読んできたマンガは、こちらの3作品、5冊。

失踪日記
吾妻 ひでお / イースト・プレス
ISBN : 4872575334




刑務所の中
花輪 和一 / 講談社
ISBN : 4063703142



この2作品は、どちらも自分ではきっと手に取らない作品。どちらも興味深いけれども、私の本棚に入れたいかというと、ちょっと考えてしまいます。

そしてそして、かねてから読みたいと思っていた、浦沢直樹さんの「PLUTO」1~3巻。

PLUTO (1)
浦沢 直樹 手塚 治虫 手塚 真 / 小学館
ISBN : 4091874312



あぁ、この先が気になります。
それにしても、浦沢さんの描くアトムはたたずまいが切なくて、それがいいです。

がっつり5冊読み終わってから、貸してくれた友人と作品について話したことが楽しかったです(感想は別途書きます)。


追記:その後、「DEATH NOTE」1~11巻の借りて家路につきました。
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by takibi-library | 2006-06-24 23:15 | いつも読書 | Comments(0)  

「李白の月」読了

今回もおもしろかったです。

南さんは言います。
志怪や伝奇の中にも、もちろんツクリモノは多く混入していたはずですが、それでも、ホントウに面白い話には奇妙なリアリティというものがあるのです。
おそらく、それは多くの人に長い時をかけて「信じられた」ことによるのではないか?と私は思っています。理におちず、唐突でアッケなくむしろ物足らないくらいなところにツクリモノと違うニュアンスがある。
私の好きなのは、この奇妙なニュアンスの「味」なのではないかとも思います。同じように、奇妙でバカバカしいことの好きな人にこの「味」を味わっていたあけたなら、それで私はとても満足です。
南さん、きっと満足してくれるだろうな、というくらい楽しめましたよ、私は。


仙人の壺
南 伸坊 / 新潮社
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by takibi-library | 2006-06-22 22:00 | いつも読書 | Comments(0)  

たまにいくミュージカルで・・・。

今夜はミュージカルを観に行きました。
家人が大のミュージカル好きなのですが、私はそれほどでもありませんので、普通のお芝居よりさらに回数が少ないです。

今回は「OUR HOUSE」、MADNESSの音楽を使ったトリビュート・ミュージカル(と言うんだよとのこと)です。

ミュージカル、楽しかったです。でも、今回はそれ以上のできごとが。
なんと、私の真後ろに脚本家の三谷幸喜さんが座っていたのです!!
そして、三谷さんの席から2つ間を空けて深沢敦さんが!!

なんということでしょう。

三谷さんのエッセイを読んで、「絶対にじろじろ見たり、声をかけたりはしてはいけない」と心得てはいたものの、あの三谷さんです。ちょっとお姿を拝見したい・・・でも、通路をはさんでいるとはいえ、真正面にいる人間がくるっと自分のほうを見ていたら・・・やっぱり振り返ることができませんでした。

私と家人は三谷さんの前の列でしたが、三谷さんの斜め後ろにも、私たちの友人Mがいたのでした。Mによると、カーテンコールのときに三谷さんは役者さん全員に分け隔てなく拍手をしていたそうです。

それにしても、楽しいミュージカルを今をときめく演劇人といっしょに鑑賞という、なんともラッキーなひとときでした。

大満足!
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by takibi-library | 2006-06-22 00:35 | くらし | Comments(2)  

「DEATH NOTE」1~5巻読了

今夜はいつものメンバー(私を入れて3人)でとんかつ茶漬け→マンガ喫茶へ。

マンガ喫茶では今までになくムダ口のない3時間でした。
私は決めていたとおり「DEATH NOTE」にチャレンジ!
映画も公開されたし、借りられちゃっているか不安でしたが、11巻までひとそろえ残っていました。
読み始めてみると・・・おもしろいです!!

マンガでも小説でも、私にはたいてい「お気に入りの脇役」がいます。ただ、この作品については、まだ中盤ですが、今のところ気になる脇役がいないのがちょっとさびしいのです。
しかし、それを補って余りあるL(エル)の魅力!いいです。
一応主人公は月(ライト)なのですが(映画では藤原竜也君ですし)、主人公ゆえに読者からすると謎が少ないのが惜しいです。
その点Lは、よくわからないところがあって(月に比べると読者がLについて得られる情報が少ない)、そのくせ妙な親近感(は私だけかもしれないけれど)があるのです。

正直なところ、読んでいるうちに藤原君がLを演じるところが見たくなってきました。
彼の演技力なら、この上なくリアルなLが・・・と思うのですが、実際、藤原君以上に見目の良い若手俳優を月役に配しないといけなくなるわけで・・・むつかしいですね。


DEATH NOTE (1)
大場 つぐみ 小畑 健 / 集英社
ISBN : 4088736214
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by takibi-library | 2006-06-21 00:19 | いつも読書 | Comments(6)