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「トリツカレ男」読了

昨日の夜、1時間ほどで読みきりました。
来週、この小説を舞台化(ミュージカルに)した作品を観に行くので、その予習のためでしたが、急いで読んでわけではありません。短い、難しくない話なのです。

難しくないということは、手がかかっていないのとは違います。架空の街、ちょっとした小物、ひとつひとつがこの物語のために取り揃えられているように感じました。なんてことない話なのですが、手を抜いているところはありません。それがよかったです。

読んでみて、ミュージカルにするのにもちょうどよいという印象を持ちました。ちょっとファンタジックなところとか、歌や音楽が物語の要素として存在しているところとか。そして、キャストもイメージから大きく外れてはいないので、当日が楽しみです。

(物語の感想はミュージカルを観てからまた書きます。)

トリツカレ男 (新潮文庫)

いしい しんじ / 新潮社


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by takibi-library | 2009-08-30 16:03 | いつも読書 | Comments(0)  

「きんぴらふねふね」読了

読むタイミングがよかったのか、食べものがたくさん出てきたからか、個人的には「月と菓子パン」よりもこの「きんぴらふねふね」が好きです。

ふだん本を読んでいて、小説にしろ、エッセイにしろ、「自分のことが書いてある」と思うことはないのですが、この本については、とても些細なことでそう感じることがときどきありました。そういうときは少し戸惑うのですが、著者と何かを分かち合えているようでした。はげまされているような、背中を押されるような気分になりました。
読んで、料理をする時間がよりいっそう大切に思えるようになりました。自分のために作っているので、いばれたものではないことに変わりはないのですが。

この本には50くらいのエッセイが収録されているのですが、ひとつ読むたびにわが身を振り返り、何かを思い出したり、思い知らされたり、しみじみと思ったりするので、寝る前に少しずつ時間をかけて読みました。これからもときどき読むと思います。

ところで、自分とは違うな、と思ったこともありました。
家事も用事も気ばかりせいて、腰があがらない。なだめすかせるようにまたふとんにもどってみても、こんどは眠たくない。それなら、どうしたいんだ。だだをこねるからだと、からまわりする頭が、がっぷり相撲をとっている。
押してだめならひいてみる。さいわいなんの約束もない。きょうはばかの日、やりたくないことはなんにもしないでよろしい。ばかの日というのは、ひとりだけに許された休日で、月にみっかほどある。この日のおかげで、暦のあかい日に休まないこともある。
私はばかの日が作れません。からだと頭の相撲は、本当に病気でないかぎり、頭が連戦連勝です。何だかんだで起き上がり、座って休むタイミングもつかめません。ただの貧乏性ですが、この話を読んだとき、ずいぶん前に言われたことを思い出しました。
それは私について「女性特有の『子宮でモノを判断する』とこが少ない、ってのが特徴」というものです。眠かろうがだるかろうが、ベッドに腰掛けて立ち上がるまでに、その日一日にいろいろこなす算段をつけてしまうのも、そういうことか。
言われたときはピンとくるものがなくて、「なんじゃそりゃ?」と思ったのですが、あれからもう7、8年かそこらたって、やっと身をもって理解できたように思います。

この1冊は、そんな昔のこと、昨日の晩のおかずのこと、遠いことも近いこと、どちらにも思いが向かう、お気に入りの本です。


きんぴらふねふね

石田 千 / 平凡社


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by takibi-library | 2009-08-28 22:45 | いつも読書 | Comments(2)  

子どもたちはまだ夏休み

今日はとてもさわやかな日和です。午後になってもエアコンもつけなくて平気。
でも、小学生はまだ夏休み。家の前の坂道をグリコで登っていく声が窓から流れ込んできます。

グリコ、まだやっているんだな。うれしく思いました。

たまにはがっつり休もうと思って、昨日は夜更かし、今朝ものんびり寝て、午後はちょっと散歩がてら美術館でも行こうかと思います。

今日は私も夏休み。
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by takibi-library | 2009-08-25 13:36 | くらし | Comments(2)  

移動の週末

今週は土日休みでした。

土曜日、アルバイトに行く日よりも早く出かけて、まずは往来堂書店へ納品に行きました。文庫本葉書を売り場にならべると、棚を眺める暇もなく、月一の二子玉川へ。千代田線と半蔵門線を乗り継ぎました。
用事がすむと今度はバスに乗って成城学園前駅、そこから小田急線で経堂、古本市の始まったロバロバカフェ。ここがとりあえずの目的地で、ブックピックのメンバーとお昼を食べたり、ミーティングをしたりして過しました。

経堂を夕方に出て、千葉県の実家へ。新宿の会社で働き始めて長いこと黄色い電車で通勤していたので、久しぶりに乗ってちょっとなつかしかったり、意外と混んでいて驚いたりしました。会社帰りは事故でもない限りぜっ谷に新宿から座れていたのに、このときは飯田橋辺りまで座れませんでした。

実家のあたりは梨畑が多い、のどかな土地でもあるせいか、朝晩は涼しくてうれしかった。
窓を開けていなくても、一晩大汗をかくことなく眠れるなんて。今日も日中は暑かったけれど夕方には家をすーっと風が通っていきました。さっき、東京のマンションに帰ってきたのですが、実家を出たときの涼しい風はここには吹いていません。残念。

それにしても、この週末は電車にいっぱい乗ったなー。1か月分くらい乗った気がします。
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by takibi-library | 2009-08-23 22:57 | くらし | Comments(0)  

アルバイト先の飲み会

今日は、アルバイト先の飲み会でした。

参加者は私を除くと25、6歳から30代前半の人たちばかり。この年齢差はブックピックでも変わらないのですが、アルバイト先のほうは、ちょっと距離感や話題にとまどいます。

自分がこの子たちのくらいだった頃・・・とやたら比べてしまうのも、あまり気分がよくありません。何が幸せかわからないのに、いささか不憫に思ってしまうからです。
若い自分は、周りの大人の人から教えてもらったり、護ってもらったり、甘えさせてもらったり、ずいぶんしてきました。ほんとうに、もらってばっかり。

今さらもらいものの大きさが身に染みてくる。押しつぶされないように、ひとつ残らずしっかり抱えて歩いていこう。いつかそれをおすそ分けできる大人になるときまで。
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by takibi-library | 2009-08-21 23:59 | くらし | Comments(0)  

文庫本葉書選び

往来堂書店さんへ、近々納品する予定です。

冷夏といえども、真夏は外へ出るのが億劫になるのは私ばかりではないようで、しばらくの間、往来堂書店さんも少しお客様の流れが穏やかだったようです。その間、文庫本葉書の売れ行きもスローペース。
しかし、この1週間で徐々に動きが出てきたと連絡をいただいたので、10冊程度納品します。今回は、売れ残り気味の数点も入れ替えます。

納品に向けて、今夜は手もとにある在庫をならべて準備をしました。
さくっと選んで、納品書などの入力をして、30分ほどで終わるつもりが1時間もかかってしまった!もうちょっとスムーズに作業できればいいのに・・・。

どんな人が買っていくのだろう。
自分で読むのかな。
誰かに送るかな。

作業中はいろいろ考えてしまいます。
でも、一度送り出してしまうと、きれいさっぱり忘れちゃうんですよね。
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by takibi-library | 2009-08-19 22:15 | bpo | Comments(0)  

「貴婦人Aの蘇生」読了

ロマノフ王朝最後の皇帝の娘、アナスタシアであるかもしれない伯母さんと、いきがかり上彼女の世話をすることになった“私”の物語です。

舞台はたぶん日本なのですが、それ以上どこの町か想像がつきません。そのことがどこかふわふわした雰囲気をかもしだしているのですが、表現が冷静で淡々としているので、甘ったるくなくていいです。
伯母さんと“私”の暮らしはペースが決まっています。ときどき“私”のボーイフレンド、ニコがやってくるのもペースの一部。けれども、伯母さんの夫の遺品である剥製のコレクションに目をつけた、剥製マニアのオハラがやってくることで、その暮らしの、そして物語の方向とスピードが徐々に変わっていきます。

オハラは登場から胡散臭い男なのですが、もしかして本当はそんなに悪い人間じゃないのかな?と思えてきます。このオハラの本性を見極めていくのがちょっとしたサスペンスとしておもしろかったです。
このオハラはいちばん興味深い登場人物。もし映画化とかされたら、いちばん最初にキャストを確認したいです。

物語はちょっとあっけない結末を迎えるのですが、伯母さんの人となりからすると、とても「らしい」終わり方でほほえましく思いました。

読んでいて楽しかったです。

貴婦人Aの蘇生 (朝日文庫)

小川 洋子 / 朝日新聞社


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by takibi-library | 2009-08-18 18:07 | いつも読書 | Comments(0)  

ときどき言われて驚くこと

最近、着ている服や身につけている持ちものについて、言われます。

「いつも服がかわいいですね。どんなお店で買っているんですか」
「巻き物やわらかそうですけど、素材とかこだわって選んでいるんですか」

今まであまりそういうことを言われたことがなくて、このところとくべつに気を遣うようになったわけでもないので、ちょっと驚いてしまいます。言われることに慣れていないのでお世辞なのかの判断もつかず、しどろもどろになることもしばしばです。

洋服を買うこと、選ぶことは嫌いじゃないけれど、そんなに「好き」ってほうでもないと思っています。
それなりの年齢なので、何を着ていてもいいわけではないから、なるべくちゃんとしたものを着てこざっぱりとするように心がけてはいますが・・・。

服や持ちものをほめられて、嫌味のない、楽しい会話のはじまりになる受け答えができるようになりたいものです。
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by takibi-library | 2009-08-16 00:14 | くらし | Comments(2)  

梅干し干し

梅干し作りもいよいよ佳境。昨日から待ちに待った土用干し(土用は終わっちゃったけど)です。

初心者向けのレシピどおりに進めればいいのですが、土用干しについては日数など諸説あるので、祖母の家(母の実家)へ電話しました。

祖母の家では大叔母さんが毎年どっさりと梅干しを作ります。ちょうど電話に大叔母さんが出たので、さっそく「土用干しって何日くらいしているの?」と質問。
「ふつうは4日とかいうけれど、そんなに干すとかりんかりんになるから、2日くらいにしてるよ」
うーむ、なるほど。たしかに私が参考にしているレシピも4日。でも、様子を見ながらにしなくてはいけないということですね。

ということで、今日で丸2日。「夜露にあたると梅干しらしい色がつくから」という大叔母さんの言葉のとおりです。すっかり梅干しらしくなりました。
触っても固い感じはないし、今夜は雨が降るかもしれないとのことなので、干しあがり、ということにしました。
また大叔母のアドバイスを取り入れて、ビンに詰めるときに、梅酢で洗いました。こうするとしっとりと仕上がるそうです。
b0069175_2214188.jpg

手前の大きなビンが一軍。奥の二軍はやや「かりんかりん」になってしまったり、皮が少し破けているもの。

しばらくの間(レシピでは1年)寝かせて熟成させたら食べごろだそうです。
でも、明日また電話をかけて、どのくらい寝かせているか聞いてみるつもりです。
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by takibi-library | 2009-08-13 22:05 | くらし | Comments(0)  

送った文庫本葉書たちのこと

先日送った文庫本葉書のひとつは、リンクさせてもらっている、高知のお律さん宛てでした。

東京に住んでいて、ブログで知り合ったお律さんとは面識がありません。見ず知らずの人にいきなり便りを送るというのは、かなり思い切った行動です。
当然家の住所も知らないので、お律さんが手作りの洋服を納めている雑貨屋さん気付で“お律さま”という宛て書き。気味悪がられるかと、ちょっと、いやかなり心配していました。

ところが、この前の投稿にコメントをいただいたうえ、こんなふうにブログで紹介してくださいました。→cornet「文庫本葉書。」 お律さん、ありがとう!

もうひとつの送り先にも無事に届いていて、リアル友と、彼女のお母さんにおもしろがっていただけた模様です。よかった、よかった。


私は文庫本葉書の作り手であるので、中身の本を選んで送っていますが、実際のお客様は引用文だけで選ぶので、人に送るのはもっとドキドキだと思います。魅力的で、中を見たときに違和感を感じない、あるいは鮮やかな意外性を感じさせる、そんな引用をしていこうと、あらためて気持ちを引き締めました。
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by takibi-library | 2009-08-11 22:08 | bpo | Comments(2)