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「パトさん」:ときどきくりかえして読んでいます。

往来堂で買った絵本です。

短い文章とちょっと不思議な雰囲気の絵で描かれた、パトさんの生涯。
パトさんの職業や年齢、どこに住んでいるかとか、具体的なことはわからない。自分と重なるところがあるかもしれないし、ないかもしれない。けれども、ひと言で語られるパトさんの人生の一場面は確実に自分に重なっている。
そのとき、パトさんが何を思ったか、どう感じたかはわからない。けれども、重なりの分だけ、大きく外れることなく想像できている気がする。

夜寝る前に読むと、その日に起きた小さなゴタゴタやクサクサがなだめられるような気分がして、いいです。

パトさん

がんも 大二 / 羽鳥書店


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by takibi-library | 2011-07-16 12:35 | いつも読書 | Comments(1)  

最近読んだ本:堀江敏幸、遠藤周作

■堀江敏幸「めぐらし屋」
主人公の蕗子さんは、亡くなった父親の遺品に「めぐらし屋」と表紙に書かれたノートを見つけたところ、「めぐらし屋さんですか?」という電話を受ける。というところからはじまる物語。
両親の離婚後、疎遠になっていた父親宛にかかってきたその電話から、少しずつ生前の父親の暮らしぶりを手繰っていきます。エピソードに触れるたびに、蕗子さんが持ち合わせている父親との思い出と共鳴したり、相反したりしますが、静かな日常はこれまでと同じように過ぎていく。
「めぐらし屋」とは何かという謎、ちょっとした体の不調が緊張感をあたえつつも、全体としては温かで抑揚の少ない展開に、おもしろく読みつつもどこかほっとしている自分がいました。
巻末の東直子さんの解説に共感

■遠藤周作「十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨ててくださって宜しい。」
タイトル長い。長いわりにどんな内容なのかわからない(笑)。
この本は、手紙の書き方について、例をまじえながらいろいろ教えてくれます。わたしは10ページの時点でかなりはまったので、最後まで読みました。おもしろいし、けっこう実際的でためになると思います。
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by takibi-library | 2011-07-16 12:23 | いつも読書 | Comments(1)  

最近読んだ本:加賀まりこ、開高健/吉行淳之介

ずいぶん更新していませんでした。反省。

6月は3回東北へ出かけて、選書をしたり、ワークショップをしたりしました。
あー、ワークショップの報告もいいかげんか書かなくちゃ、なのですが、今週は慶事と弔事が立て続けにあり、その関係でサンボマスターのライブにいけなかったり、気分も乱高下。

やーっと落ち着いて、この1ヶ月ばかりのことを、明日あたり書けるかな。がんばります。

とりあえず、文庫本葉書の新作候補たち。エッセイと対談集。

■加賀まりこ「純情ババァになりました」
往来堂書店の「D坂文庫フェア」でどなたかが紹介していた(ハズ)のが、気になっていました。
D坂セレクトだからハズレはないと踏んでいましたが、痛快で、ときどきぐさっときたり、しんみりしたり、読みやすくて期待以上の読み応えのあるエッセイで、楽しかった!
加賀さんはテレビで見るたびに、いつまでもかわいい小悪魔だなーと思っていていましたが、それだけでなくばっきばきに一本筋の通ったしゃっきりした女性だとわかりました。ますます気になる存在です。

■開高健/吉行淳之介「対談 美酒について」
好きな人はきっと好き、あんまりな人にはまったくぴんとこない本だと思います。ちなみにわたしは好きな人(笑)。世界中のお酒と、その飲み方、飲む場面について、そして、女性について、男性について。実際に役に立つことはなさそうだけど、いちいちなるほどと思ってしまう内容です。
大人の男の人の話はとても楽しい。
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by takibi-library | 2011-07-02 21:22 | いつも読書 | Comments(0)