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ひとまずは最後の庭ランチ

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晴れた日には昼ご飯を食べに来ていた庭園美術館は、今日で閉館となります。
秋晴れの最終日は、休日並みの人出。外ランチは相変わらず気分がいいです。

改修工事は平成25年12月31日までとのこと。
2年後、わたしは何をしてるだろう。
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by takibi-library | 2011-10-31 12:52 | Comments(0)  

「ゼラニウム」読了

堀江敏幸さんの短篇集です。

パリで暮している(暮していたことのある)日本人の男と、異国の女たちの話が集められていて、それぞれ、少し悲しかったり、色っぽかったり、おかしかったり、こわかったり、しました。

表題作「ゼラニウム」は、わたしにとってはとてもこわい話でした。
下宿の排水管の水漏れトラブルに奔走する男の、滑稽な話のはずなのですが、その水漏れの原因が明らかになる場面がこわかった。読んでいて「ひっ!」と身をすくめました(今も思い出して「ひっ!」となった)。

好きな話は「砂の森」と「アメリカの晩餐」。
「砂の森」には魅力的な本屋が、「アメリカの晩餐」にはひそやかですてきな食事が出てきます。本と食事。わたしの好きなものがあるってだけかもしれないけれど、読み終わりが穏やかな中にすがすがしさがあって、気に入っています。

そもそも、堀江さんの本で、気に入らなかったことは一度もないのですけどね。

ゼラニウム (中公文庫)

堀江 敏幸 / 中央公論新社


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by takibi-library | 2011-10-23 21:12 | いつも読書 | Comments(0)  

「猫を抱いて象と泳ぐ」読了

少し前に読み終わったのですが、それ以来、ぼんやりしているときに、気がつくとこの物語のことを思い出しています。

すばらしかったんです。

主人公の不思議な生い立ち。
マスターの寛容、老女令嬢の愛らしさ、少女・ミイラの真摯さ、祖父母と弟の温かさ。
そして、わたしには未知の、チェスの海の広さ、深さ、神秘。

静かで、ひんやりとした中でつむがれる物語。寝る前に1章ずつ読みました。毎日、つづきが読みたくて、でも終わってほしくなくて、物語自体も、読書体験もせつないものでした。

最近、ブログをさぼりがちですが、この本のことは記録として残しておかなくてはと思いました。
たぶん、今年読んだ中で最も印象に残る1冊になると思います。

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

小川 洋子 / 文藝春秋


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by takibi-library | 2011-10-14 22:54 | いつも読書 | Comments(0)