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2014年8月のまとめ

■生活全般
 選書に参加した、往来堂書店「D坂文庫 2014夏」フェアスタート
 広島で土砂災害(これまで危険性が指摘されていなかったところで)

■読んだ本
・猫を拾いに
・羆撃ち
・正しい家計管理
・白い本の物語
・きのう何食べた?9

「猫を~」は雑誌「クウネル」に連載されている短編をまとめたもの。川上作品の中でもとくにすきなシリーズ(つづきものじゃないけど)。
「羆撃ち」はD坂文庫2014冬で買ったもの(これで最後)。書き手は実際に狩猟に携わり、一時はそれのみで生計を立てていた人物。多少言葉足らずかと思う個所もあるけれど、それも生々しくさえ感じる不思議な魅力のある文章だった。ヒグマや野生動物よりハンターの「生態」に強い関心を持った。
「正しい家計管理」、素朴な表紙の割に実用的。家計簿をつけるだけで満足してはいけない、むしろ家計管理には対して役に立たない、という点に共感した。早くノートを2冊買って、実践したい。
残り2冊はまんが。「きのう~」はもうわたしの定番で、つづきが出るだけで100%うれしい→読めばそれ以上にうれしい。「白い~」は製本をテーマにした作品。何かにのめりこむ人たちの正常ギリギリな感じがよい緊張感になっている。「職人」の魅力は、ギリギリのところまで行くだけで狂えない、最後に残っている冷静さにあると思う。

猫を拾いに

川上 弘美 / マガジンハウス


羆撃ち (小学館文庫)

久保 俊治 / 小学館


正しい家計管理

林 總 / WAVE出版


白い本の物語 〔新装版〕 (IKKI COMIX)

重松 成美 / 小学館


きのう何食べた?(9) (モーニング KC)

よしなが ふみ / 講談社



■その他のインプット
演劇「朝日のような夕日をつれて 2014」(8/1、19)
雪舟えまディナーショー(朗読会)
ヴァロットン展(三菱一号館美術館)
映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」
演劇「兄おとうと」
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by takibi-library | 2014-09-07 09:16 | いつも読書 | Comments(0)  

「Tesoro」、「Danza」、「not simple」:オノ・ナツメさんのまんがはすてき

連休前半は心置きなくオノ・ナツメさんのまんがを読んで浮かれておりました。

それもこれも、コミックを担当されている仙台の書店員さんのおかげです。ありがとうございました。
短篇集を中心にセレクトしてもらって、どれも休暇に読むにはうってつけでした。

「Tesoro」
家族や夫婦の話が多い短篇集。かわいい、かわいい、かわいい。ちょっとほろっとしたり、くすっとしたり。

「Danza」
読んだことのある「COPPERS」の登場人物の番外編が収録されている短篇集。それぞれの話が違う国の町を舞台になっています。1冊読むと、地球は今もまわっていて、どこかで誰かの暮らしが物語を生んでいるのだな、なんて思います。

「not simple」
全1巻。とても悲しい話。主人公・イアンの身の上には複雑な事情ばかりがふりかかる。これでもかと。イアンがほしいものはありふれたシンプルなものなのに、それが最後まで手に入らない。
今書いていても、悲しみが湧いてくるのだけれど、少し甘くて穏やかな気持ちです。
(でも、これがいちばん好き嫌いがわかれそうな気もします。)

はー……どれもよかったー。もっと読みたいなぁ。でも、ちょっと間を空けようと思う。

それでも、個人的には外国が舞台のお話のほうが好きなので、次は「リストランテ・パラディーゾ」にするって決めてます。
ちょっとがんばったら、ご褒美に買っていいことにするんだ! 何をがんばるか決めてないけど!

TESORO―オノ・ナツメ初期短編集1998・2008 (IKKI COMICS)

オノ・ナツメ / 小学館


Danza [ダンツァ] (モーニングKC)

オノ・ナツメ / 講談社


not simple (IKKIコミックス)

オノ・ナツメ / 小学館


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by takibi-library | 2012-05-03 23:30 | いつも読書 | Comments(0)  

「昭和元禄落語心中(1・2)」読了

今の作家の本は買わなきゃ、と言っているそばから、借りものの話。

まんが師匠のHさんが「久しぶりに買った」というこの作品。おもしろかった~。つづきもおおいに気になります。

昭和最後の名人といわれる噺家に、刑務所を出所したばかりのチンピラが弟子入りして、という物語です。師匠と弟子、彼らを取り巻く人々・・・登場人物ひとりひとりが魅力的で、それぞれを軸に読むと、さまざまな色合いを帯びてきます。だから3回くらい続けて読んじゃう(笑)。
(個人的には、先代の師匠から仕えている松田さんが気になります。)

今のところ、主人公である元チンピラのキャラクターが(実は)いちばんぼんやりしていて(だだの落語バカではなかろうと読んでいる)、これから何が明らかになるのか、何をつかんでいくのかが楽しみです。
でもやっぱり、なんだかんだで目をうばわれるのは八雲師匠。あの存在感、只者ではありません。

少しだけ落語を知っている人(わたし)には、描かれている時代(から、現在まで)の落語界を取り巻く空気がなんとなくわかるのですが、「落語はあんまり・・・」という人には、ちょっとわかりにくいところがあるかな、そういうところがわかるともっと楽しいかな、と思います。でも、物語はまだはじまったばかり。こんな小さな不満はすぐに消えてしまうくらい、作品への期待は持っています。

昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)

雲田 はるこ / 講談社


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by takibi-library | 2012-03-24 10:16 | いつも読書 | Comments(0)  

「SOSの猿」読了:「SARU」の競作

話題の競作、五十嵐大介さんの「SARU」と伊坂幸太郎さんの「SOSの猿」。
アルバイト先の同僚が伊坂ファンで「SOSの猿」を持っているというので、わたしの「SARU」と正月休みの前に交換して読みました。

全然雰囲気が違います。

「SOS~」は東京都その近郊で展開していきます(「SARU」のほうは全世界を舞台にする壮大な物語でした)。
イタリアでエクソシストの助手をしていたことがあり、帰国後家電量販店で働く“私”と、株の誤発注事件の原因究明に当たるシステムエンジニア、主人公は2人。それぞれがそれぞれの事件を探るうちにつながっていくという展開です。

ミステリではないせいか、わたしが読んだことのある伊坂作品で感じられた「どうなっちゃうの?うわー」という、追い立てられる感じは控えめでした。それを期待してなくもなかったので、すこしさびしいところです(黒澤さんも出てこないしね!)。
それから、暴力の是非について問答が繰り返されるのですが、このテーマは、最終的にどうなったんだろう・・・と読み終わってから思ってしまいました。それなりに物語の終点を感じることはできた(カタルシスはあった)のだけれど、思い出しちゃうと気になるところです。

「SARU」との関係性は、“孫悟空”とそのほかの、両方に共通するいくつかの固有名詞によって、対を成す物語が点でつながっている印象です。交わりはしない感じ。個人的には「SARU」のほうが満足度高いです。

こういう“競作”という組み合わせの作品を読むのがはじめてで、だからどうなのかというと「ふうん」というだけなのだけれど、同じ材料で全然違う献立ができあがるものなのだ、ということだけはよくわかりました。

SARU 上 (IKKI COMIX)

五十嵐大介 / 小学館


SOSの猿

伊坂 幸太郎 / 中央公論新社


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by takibi-library | 2011-01-12 20:38 | いつも読書 | Comments(0)  

最近読んだまんがいろいろ

まんがも、ちゃんと(?)読んでいます。

1ヶ月以上経ってしまったものを含めて、まとめて記録。

■芦奈野ひとし「カブのイサキ(1~3)」
友だちKから借りました。「ヨコハマ買出し紀行」(このまんがのこと、書いていなかった・・・)の作者による、同じ世界のような、そうじゃないような話。こういう「何も起こらない物語」は好き嫌いがあるかもしれませんが、わたしは好きです。

■よしながふみ「きのう何食べた?(4)」
往来堂へ納品に行ったら、ちょうど発売日でした。友だちKも愛読していて、発売後この中の料理で作ったものを報告しあいます。
ちなみにわたしは、玉ねぎたっぷり豚のしょうが焼き、りんごのキャラメル煮、手羽先と大根の煮込みをためしました。どれもなるほど!の味でした。

■五十嵐大介「SARU(1、2)」
2巻が出たら一気読みしようと待っていました。でも、実際はじっくり読みました。おもしろかった。
もっと細かく深く広く描かれてもいいんじゃないかと思うこともないのですが、この分量(上下2巻)とのバランスはよかったです。久々にのびやかな壮大さを持つ物語にふれて、想像力を生むところをほぐされたような感じ。
今度、職場の人と伊坂幸太郎さんの「SOSの猿」と交換する予定。こちらも楽しみです。

■あずまきよひこ「よつばと!(9)」
そういえば読んでいないんじゃ?と気づいて、まんが師匠Hさんに借りました。
その後、数年ぶりに自制ができないほど腹立たしく、残念なことがあって、「人に期待しないさびしさと同時にある痛快な気持ち」のことをぐるぐると考えていたときに読んだら、ぐるぐるが止まってカッカしていた頭が落ち着きました。手元にあってよかった!それからキャラメルコーンを食べて、すっかり回復。最近10巻が発売されたので、そちらも楽しみです。
10巻を機に大人買いしようかな~。


カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)

芦奈野 ひとし / 講談社


きのう何食べた?(4) (モーニングKC)

よしなが ふみ / 講談社


SARU 下 (IKKI COMIX)

五十嵐 大介 / 小学館


よつばと! 9 (電撃コミックス)

あずま きよひこ / 角川グループパブリッシング


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by takibi-library | 2010-12-04 10:28 | いつも読書 | Comments(2)  

「COPPERS(1)」読了

以前、マンガナイトのときに、まんが師匠Hさんが送ってくれたおすすめ予習リストに入っていたまんがです。
作者は「のぼうの城」の装幀画を描いたオノ・ナツメさん。でも、物語は時代劇とはまったく違う、タイトルどおりおまわりさんたち、NY市警51分署で働く警察官たちの日々を描いています。

絵の感じはざっくりしている、といったらいいのでしょうか。デフォルメされています。はじめは慣れなくて、キャラクターを覚えきるまでに少し時間がかかりました。けれども、それを乗り越えてしまえば、登場人物が主人公の役を持ち回りしていく1話完結の連続ドラマとして、大いに楽しめました。

登場人物はみな個性的です。また、NY市警という舞台もなかなか縁遠いところです。けれども、人柄や人間関係に突拍子もないところがなくて、身近な感覚で笑ったり、感傷的な気分に浸ったりできるので、登場人物ひとりひとりに親近感が湧いてきます。

とくに、警察署のとなりのデリの場面が好きです。
具がもりもりのサンドイッチとか、アメリカのもので私が唯一うっとりと憧れるドーナツとか、食べものがあると楽しさが増します。

これから少しずつ登場人物のみんなを知っていくのだと思います。それが楽しみです。
目下気になっているのは、甘党で仕事ができて人望があるけど子飼いはいなそうな警部補ヴォス。
ヴォスの話が早く読みたい。

COPPERS [カッパーズ](1) (モーニングKC)

オノ・ナツメ / 講談社


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by takibi-library | 2010-09-19 21:24 | いつも読書 | Comments(0)  

「鞄図書館」読了

ちょっとまんがに力を入れているこのごろ。
まんが師匠Mさん改めHさんに私が好きそうな作品のリストを作ってもらって、買ったり、まんが喫茶へ行ったりして読んでいます。

その中の1冊で、まんが喫茶になくて、たまたまブックオフで見つけて買った1冊が、大当たり!それが、「鞄図書館」です。

この世にあるすべての本が収まっている鞄(口がきける)と、それを持って世界中を巡って本を貸す司書さんの道中記です。
鞄図書館の貸し出し期間は1年。1年経ったらどこにいても司書さんが本を引き取りにやってきます。

いろいろな土地で、それぞれの理由で1冊の本を選んで借りていく人々と、鞄と司書さんの交流は、温かく、ときどき切ないものです。
日々の楽しみの本、長い休みをともに過ごす本。
あるときはちょっと背伸びをしたものに挑戦して、またあるときは思い出を辿りながらページをめくる。
ひとつひとつの話を読むたびに、本を読んできてよかったなぁと思いました。

もともとミステリー雑誌に連載しているので、話に登場する本にはミステリーやハードボイルドがおおいのです。登場本は話と話の間あるブックガイドで紹介されていて、また読みたい本が増えてしまいました。

出ているのは1巻だけです。つづきが早く読みたいな。
まんがの発売日が楽しみなんて、久しぶり。

鞄図書館<1>

芳崎 せいむ / 東京創元社


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by takibi-library | 2010-03-29 20:58 | いつも読書 | Comments(0)  

「珈琲時間」:コーヒー飲めるようになってよかった!

村上春樹さんの「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を読んだとき、ウィスキー(酒)が飲めないことがほんとうにくやしくて。
もしまだコーヒーが飲めないでいたなら・・・想像するだけで悲しくなります。

すばらしかった「アンダーカレント」の豊田徹也さんの2冊目、「珈琲時間」を往来堂で買った帰り道、さっそく読みはじめて、1話読んだところで、私もコーヒー飲みたい、と思いました。

コーヒーのある場面を切り取って集めた短編集です。日々の暮らしや人生の曲がり角にあるコーヒーとそこで歩みの方向を変えていく人びとが、印象的に描かれています。
そして、なんといっても「アンダーカレント」に出てくる探偵、山崎さんが出てきます。相変わらずちょっと芝居がかったことをサラリとやってます。

もう何回読んだかな。

今夜もひとつふたつ読み返して翌朝のコーヒーを思う、一日の締めくくり。

珈琲時間 (アフタヌーンKC)

豊田 徹也 / 講談社


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by takibi-library | 2010-03-06 20:34 | いつも読書 | Comments(0)  

「駅から5分 1~3」読了

まさんから借りました。ずっと評判を聞いていたので、帰り道からずっとうきうき。でも、大事に読みたいので、「人生問題集」の次に、寝る前用の本にして、ちびりちびりと読みました。

花染駅5分圏内に住んだり、働いたりしている人びとの人間模様が描かれる一話完結の話が続きます。それぞれのエピソードはそれだけでじゅうぶん楽しいのですが、花染の人びと、ひとりひとりがいろいろなつながりを持っていることが徐々にわかる連作短篇としてのおもしろさがすばらしいです。
絵のことはよくわからないけれど、ときどき表情にはっとさせられます。いきいきとしている。うれしいときも、悲しいときも。

どのくらい連載が続くのかな。ちょっとほしくなってます。


駅から5分 1 (クイーンズコミックス)

くらもち ふさこ / 集英社


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by takibi-library | 2010-02-18 21:28 | いつも読書 | Comments(0)  

「アンダーカレント」読了

今月から参加している読書会の来月の課題図書です。私のまんが師匠「ま」さんが強力にすすめてくれた作品なので、即買いしました。

まんがだけど、いろいろな解釈ができる人間ドラマです。夫が失踪してしまった銭湯の女主人の周辺を描いた物語。「失踪ってこわいよね」というところからはじまって、この本が挙がったので、もっと暗い話かと思ったけれど、淡々としているだけで、前に進めないような暗さはありませんでした。

まだ1回しか読んでいないけれど、2回目には泣くかもしれないなぁと思うところがあります。
読書会まで、きっとそれからも、たびたび読むと思う。まだ1月だけれど、今年の本になるかもしれないと思う。

幸先いいなぁ。

アンダーカレント アフタヌーンKCDX

豊田 徹也 / 講談社


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by takibi-library | 2010-01-25 20:50 | いつも読書 | Comments(0)