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2015年6月のまとめ

旅行、新しい計画のはじまり、賑やかな1か月だった。

■生活全般

仙台旅行(Sendai Book Market一箱古本市参加)
善福寺川散策
はじめて「チョリパン」を食べる
サッカー女子ワールドカップがはじまる
箱根山で小さな噴火、警戒レベルが3に上がる(6/30)
東海道新幹線で焼身自殺(6/30)

■読んだ本

近藤聡乃『ニューヨークで考え中』
波多野聖『銭の戦争 第六巻』
高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』
『佐藤ジュンコのひとり飯な日々』
小谷野敦『もてない男』
星新一『エヌ氏の遊園地』
よしながふみ『きのう何食べた?10』
近藤聡乃『A子さんの恋人1』

『ニューヨークで考え中』はWeb連載をまとめたもの。だいたい読んでいたけど、本の形になるとまた楽しく読める。また、糸綴じで製本されているので開きがよく、ベッドの上でごろごろしながら読むのにうってつけ。
『銭の戦争』は安定のハラハラドキドキ(矛盾しているが)。この時代(明治~大正)の相場師たちが今の時代に生きていたら、どのように「情報」を扱っただろうと思う。
今月の読書会の課題図書『~小説教室』は高橋源一郎さんの「読みっぷり」がすごい。そこから小説を読み続ける意味がわかってくる。わたしが高橋さんのように読めるようになることはないけれど、読み続けようと励まされた気分。
『佐藤ジュンコの~』もWeb連載されていたもの。ミシマ社の「コーヒーと一冊」というシリーズの第1作。内容もさることながら、このシリーズの成り立ちがすばらしい。出版、書店業界のだめなところを直撃していると思う。
『もてない男』はSNSのTL上に出てきて知った本。図書館で借りて読んでみた。ここまで書くか(はずかしいだろうに)と思うことが多々あったけど、著者は学者としてそこまでやらないと気がすまないんだろうなと思った。
『エヌ氏の~』は文庫本葉書用。これまで星新一のショートショートはその作品数の割に文庫本葉書のレパートリーにはあまり入っていないのでこれから増やしていきたい。
『A子さんの~』も、おもしろかった。今回はあまり出番のなかったA君が気になる。やさしいのか性格悪いのかふわふわ入り混じったところがいい。近藤聡乃さんはこれからますます楽しみ。新刊出たら買う作家が増えた。

ニューヨークで考え中

近藤 聡乃 / 亜紀書房


銭の戦争 第六巻 (ハルキ文庫 は 11-6)

波多野 聖 / 角川春樹事務所


一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))

高橋 源一郎 / 岩波書店


佐藤ジュンコのひとり飯な日々 (コーヒーと一冊)

佐藤ジュンコ / ミシマ社


もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

小谷野 敦 / 筑摩書房


エヌ氏の遊園地 (講談社文庫)

講談社


きのう何食べた?(10) (モーニング KC)

よしなが ふみ / 講談社


A子さんの恋人 1巻 (ビームコミックス)

近藤 聡乃 / KADOKAWA/エンターブレイン



■その他のインプット

Book! Book! Sendai 2015「私的研究本」
スー・ブラックウェル「すみか」展(ブックスカルプチャー)
小池高弘「Walking & Talking」展
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by takibi-library | 2015-07-05 15:33 | いつも読書 | Comments(0)  

2015年4月と5月のまとめ

また2か月分になってしまった。それは、4月は人に会いすぎて読書が進まなかったことと、4月半ばに思いがけず、ちょっとした人生の曲がり角に差し掛かってしまったことが理由。5月に入っていろいろ落ちついたら、もう読めるだけ読みたい気分が盛り上がってきた。

■生活全般

新宿御苑で花見(4/2)
二子玉川のマーガレット・ハウエルのカフェにはじめて行く
仙台旅行(4/16-18)
友だちとの久しぶりに集まって会食(4/21)
水戸・日立日帰り旅行(4/22)
人を紹介する(5/6)
敷島、本の森に行く(5/16)
クラシキイショウケイカクシツ『紙モノカタログ5 本が好き特集』を受け取る(5/16)
秋のイベントに向けて打ち合わせ(5/22)
口永良部島で火山噴火、全島民避難(5/29)

■読んだ本
『美術手帖 特集山口晃』
ロブ=グリエ 『消しゴム』
勝田文 『ジーヴス競争紳士録』、『ジーヴス英国紳士録』
黒田硫黄 『茄子』(再×n読)
オカヤイヅミ 『続すきまめし』
ジェイコブ・ソール 『帳簿の世界史』
田中康夫 『なんとなく、クリスタル』
阿古真理 『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』

『美手帖』は水戸芸術館での個展の予習として。対談が複数あって、読み応えがあった。お買い得。
ロブ=グリエはD坂文庫で出会った作家。選者の言葉通りオースターっぽいけれど舞台がフランスなので、街並みの(雰囲気の)違いがある。読むとそれを体感として意識するときがあっておもしろかった。
『ジーヴス』、『続すきまめし』は前月からの続き。既刊を読み終わる。『茄子』は不定期に手に取る本。当分手放せない。
『帳簿の世界史』、これ最高。歴史の節目節目に存在する帳簿。会計の普遍的な価値を知った。自分の帳簿をつけたくてたまらなくなる。
『なんとなく~』は読書会の課題図書。2月からはじめて4回目なのだけど、今回がいちばんおもしろかった。最近出た『33年後のなんとなく、クリスタル』を買ってしまった。
『小林カツ代~』は、これまでになかった本ではあるけれど、厳密には現代までアップデートできていない。主婦の延長としての料理研究家と、プロの料理人が料理研究家としても活躍することまでは網羅している。この後に、はじめから「料理研究家」あるいは「フードコーディネーター(スタイリスト)」として社会人としてのキャリアを歩きはじめる人たちが出てくると思うのだけど、そこはあまり触れられていない(タイトルどおりということ)。

美術手帖 2015年 04月号

美術出版社


消しゴム (光文社古典新訳文庫)

アラン ロブ=グリエ / 光文社


ジーヴス英国紳士録 〜プリーズ、ジーヴス シリーズ〜 (花とゆめCOMICS プリーズ、ジーヴスシリーズ)

勝田文 / 白泉社


ジーヴス狂騒紳士録 〜プリーズ、ジーヴス シリーズ〜 (花とゆめCOMICS プリーズ、ジーヴスシリーズ)

勝田文 / 白泉社


新装版 茄子 上 (アフタヌーンKC)

黒田 硫黄 / 講談社


新装版 茄子 下 (アフタヌーンKC)

黒田 硫黄 / 講談社


続・すきまめし (マッグガーデンコミックス コミックエッセイシリーズ)

オカヤ イヅミ / マッグガーデン


帳簿の世界史

ジェイコブ ソール / 文藝春秋


新装版 なんとなく、クリスタル (河出文庫)

田中 康夫 / 河出書房新社


小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

阿古 真理 / 新潮社



■その他のインプット
高橋マナミ「TRIM展」
山口晃展「前に下がる下を仰ぐ」
演劇「ART」
演劇「聖地X」
映画「Mommy」
演劇「戯作者銘々伝」
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by takibi-library | 2015-06-02 13:59 | いつも読書 | Comments(0)  

2015年2月と3月のまとめ

3月は月初に旅行をしたり、文庫本葉書の大きな仕事があったりで2月のまとめに手がつけられなかった。
よって、2か月分。

■生活全般

友だちと月1の読書会をはじめる(2/7)
久しぶりに会う知人とのあいさつで「いやな時代になってきましたね」と言う(2/20)
関西旅行(3/1-3)
桜開花(3/23)
D坂文庫交流会(3/23)

■読んだ本

池内恵『イスラーム国の衝撃』
池田進一『東北朝市紀行』
勝田文『プリーズ・ジーヴス』(1~3)
イエイツ『ケルトの薄明』。
鈴木伸子『わたしの東京風景』
オカヤイヅミ『すきまめし』
円城塔『道化師の蝶』
雑誌/コム・デ・ギャルソン特集のSwitch、おとなのオリーブのGinza

『イスラーム国~』はとてもおもしろいのだけど、難しくて手こずった(時間がかかった)。いかにわたしがこの問題について無知であったかをびしばし思い知らされた。昼間こういうのを読んでいると夜には『東北~』を読んでバランスを取るようになる。けど『東北~』は旅行者のための本ではなく、お洒落さなどはつけいる隙のない潔いまじめさ、つつがなさが満ちている。まじめだけどしらけない、のがいい。
『~ジーヴス』はウッドハウスの原作をまんがにしたもの。何がいいって、ジーヴスが、モーニングコートを着るとき以外は丸襟であることだ。眼福としか言いようがない。
『~東京案内』は関西旅行の移動中に読んだのだけど、軽くホームシックを感じた。もうわたしは「東京の人」なのかもしれない。同じく旅行の供だったのが『すきまめし』。オカヤさんの伸びやかな絵もまた眼福。
円城塔の作品は苦手そうだと思っていたのに『道化師の蝶』はちょっとはまった(素直じゃないけど、ちょっとだけね)。
雑誌2冊はたまたま気になって。思いがけず不慣れなファッションについて考えている春。

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

池内 恵 / 文藝春秋


東北朝市紀行 (私の大学テキスト版)

池田進一 / こぶし書房


プリーズ、ジーヴス 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

勝田 文 / 白泉社


ケルトの薄明 (ちくま文庫)

ウィリアム・バトラー イエイツ / 筑摩書房


わたしの東京風景 (四月と十月文庫)

鈴木 伸子 / 港の人


すきまめし

オカヤイヅミ / マッグガーデン


道化師の蝶 (講談社文庫)

円城 塔 / 講談社



■その他のインプット
音楽劇「瀧廉太郎の友人、と知人とその他諸々」
朗読劇「死の舞踏」
トークショー「庭園美術館へようこそ」(代官山蔦屋書店(2/21)
演劇「地下室の手記」(カタルシツ)
演劇「藪原検校」
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by takibi-library | 2015-03-31 21:56 | いつも読書 | Comments(0)  

2014年12月のまとめ

12月分もつづけてUPしてしまおう!

■生活全般
・忘年会で行ったところ→オトノハ(bpo)・能登美(ぶりしゃぶ会)・深町(家族)・檸檬の実(某書店さん)
・声帯炎にかかる
・マーチエキュート神田万世橋にて文庫本葉書・画廊の展示販売+画廊ワークショップ

■読んだ本
・秘密と友情
・ポワロのクリスマス
・エディプスの恋人
・月刊 二階堂ふみ(写真集)
・宇野亞喜良クロニクル(画集)
・浮世でランチ

秘密と友情 (新潮文庫)

春日 武彦 / 新潮社


ポアロのクリスマス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アガサ・クリスティー / 早川書房


エディプスの恋人 (新潮文庫)

筒井 康隆 / 新潮社


月刊 二階堂ふみ

二階堂 ふみ / 朝日出版社


宇野亞喜良クロニクル

宇野亞喜良 / グラフィック社


浮世でランチ (河出文庫)

山崎 ナオコーラ / 河出書房新社


■その他のインプット
映画 『天才スピヴェット』
キケ・シネシ&岩川光ジャパン・ツアー2014 "deseo"
宇野亞喜良×名久井直子トークイベント&ミニライブドローイング
  「僕自身のスキャンダルが起こる」
演劇 『海をゆくもの』
展示 『アーキテクツ/1933/Shirokane』 『内藤礼 信の感情』
展示 greetings! Satoko Sai + Tomoko Kurahara
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by takibi-library | 2014-12-28 18:24 | いつも読書 | Comments(0)  

2014年11月のまとめ

なんだかやたらにお芝居見てたな。

■生活全般
 ボーダーナイト開催
 年賀状をやめることを告知

■読んだ本
・エヴリシング・フロウズ
・世界堂書店
・ラピッド・コミューター・アンダーグラウンド
・孤独と不安のレッスン(再)

エヴリシング・フロウズ

津村 記久子 / 文藝春秋


世界堂書店 (文春文庫)

文藝春秋


RAPID COMMUTER UNDERGROUND (ビッグコミックススペシャル)

座二郎 / 小学館


孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)

鴻上 尚史 / 大和書房



■その他のインプット
狂言劇場その八/『萩大名』、『鏡冠者』、『越後婿 祝言之式』
演劇 『水の戯れ』
ミュージカル 『Singin' in the Rain』
トークイベント 『気仙茶の話を聞こう』
展示 smbetsmb『given』
展示 Satoko Sai+Tomoko Kurahara『north / south」cafe BIOT』
歌舞伎 市川猿之助奮闘連続公演『高時』、『夏姿女團七』
演劇 『皆既食』
演劇 『新しい祝日』
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by takibi-library | 2014-12-28 18:04 | いつも読書 | Comments(0)  

2014年10月のまとめ

10月は東北シフトの1か月。読書量が少なくても気にならない、充実した旅だった。

■生活全般
 会津、仙台への旅

■読んだ本
・スポンサーから一言
・精神のけもの道
・真鍋博のプラネタリウム
・雑誌/住む
・雑誌/つるとはな

『スポンサー……』は津村記久子さんが『波』で紹介していた絶版本。中には2、3ページで終わる作品もあるけれど、すべて、長さに関わらずちゃんと手をかけて作られている感じがする。いい短編集。大すき。
『精神の……』と『真鍋博の……』はD坂文庫から。『精神の……』は専門書でもなく、啓蒙書でもなく、エッセイとして楽しめるバランスのいい本。こういうところもちゃんとカバーできるのがD坂のいいところだと思う。『真鍋博の……』は星新一のショートショートの挿絵を集めたもの(文章も少々あり)で、寝る前にちょっと読むのにうってつけ。
雑誌2冊は読むところが満載。『住む』は特集2「本のある場所」以上に、赤木明登さんの「クラフトフェアはいらない?」が気になって。思ったとおり、興味深い内容。これは続きも(連載記事だった)ぜひ読みたい『つるとはな』は話題の新創刊。内容には満足しているけど、最初に思ったことは「これが出てクウネルが廃刊に追い込まれそうだと思ったけど、あんがい暮しの手帖もあぶないかもしれない」だった。

スポンサーから一言 (創元SF文庫)

フレドリック・ブラウン / 東京創元社


精神のけもの道 (アスペクト文庫)

春日 武彦 / アスペクト


真鍋博のプラネタリウム:星新一の挿絵たち (ちくま文庫)

真鍋 博 / 筑摩書房



■その他のインプット
 会津本郷・宗像窯訪問
 Aki Oyanagi展(仙台・ターンアラウンド)
 歌舞伎 市川猿之助奮闘連続公演『獨道中五十三驛』
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by takibi-library | 2014-11-18 21:56 | いつも読書 | Comments(0)  

2014年9月のまとめ

■生活全般
 防火管理者の資格を取得
 家族で那須へ
 御嶽山噴火(9/27)

■読んだ本
・ポースケ
・最後の紙面
・評伝 ナンシー関
・こちらあみ子
・恋愛論 完全版
・プラトニック・プラネッツ

津村記久子さんは、いい!「ポースケ」もよかった。日々生活のために働くことの「当りまえのしんどさ」にしみじみ共感。ほどほどにはがんばろう、というプレッシャーゼロの励ましをもらえる。
つづく3冊は夏のD坂文庫から。「最後の紙面」は、ある新聞社の創刊から廃刊までを連作短編で描いたもの。右肩下がりのトーンで、だしぬいたり、策を弄したり、ネガティブなかけひきが多いので、ちょっと感じ悪い印象。「~ナンシー関」はすばらしい。すっかり感化されて、ナンシー関の本をこれからどんどん読んでいこうと思う。「こちらあみ子」は衝撃作。”読むと叫びたくなる”という帯コメントどおり。こんな本、あったのか!
そして「恋愛論」。読みづらかった。講演を本にしたもののせいか、話があっちこっちに行ってしまうし、途中で橋本さんが泣き出してしまうし(!)。でもそれに耐えて読むと、なるほどそうなのか!と膝を打つことも。
しかし、それ以上に個人的にいろいろ腑に落ちたのが、雪舟さんの「プラトニック・プラネッツ」。これからの”恋愛”小説はこういうかたちになっていくのではないかな。きっと新しい小説。

ポースケ

津村 記久子 / 中央公論新社


最後の紙面 (日経文芸文庫)

トム・ラックマン / 日本経済新聞出版社


評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」 (朝日文庫)

横田増生 / 朝日新聞出版


こちらあみ子 (ちくま文庫)

今村 夏子 / 筑摩書房


恋愛論 完全版 (文庫ぎんが堂)

橋本治 / イースト・プレス


プラトニック・プラネッツ (ダ・ヴィンチブックス)

雪舟えま / KADOKAWA/メディアファクトリー



■その他のインプット
演劇「朝日のような夕日をつれて」(3回目、凱旋公演千秋楽)
ミュージカル「女神さまが見ている」
演劇「小指の思い出」
作品展「HACOTEN」@ギャラリーKIGYO(千駄木)
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by takibi-library | 2014-10-07 23:15 | いつも読書 | Comments(0)  

2014年8月のまとめ

■生活全般
 選書に参加した、往来堂書店「D坂文庫 2014夏」フェアスタート
 広島で土砂災害(これまで危険性が指摘されていなかったところで)

■読んだ本
・猫を拾いに
・羆撃ち
・正しい家計管理
・白い本の物語
・きのう何食べた?9

「猫を~」は雑誌「クウネル」に連載されている短編をまとめたもの。川上作品の中でもとくにすきなシリーズ(つづきものじゃないけど)。
「羆撃ち」はD坂文庫2014冬で買ったもの(これで最後)。書き手は実際に狩猟に携わり、一時はそれのみで生計を立てていた人物。多少言葉足らずかと思う個所もあるけれど、それも生々しくさえ感じる不思議な魅力のある文章だった。ヒグマや野生動物よりハンターの「生態」に強い関心を持った。
「正しい家計管理」、素朴な表紙の割に実用的。家計簿をつけるだけで満足してはいけない、むしろ家計管理には対して役に立たない、という点に共感した。早くノートを2冊買って、実践したい。
残り2冊はまんが。「きのう~」はもうわたしの定番で、つづきが出るだけで100%うれしい→読めばそれ以上にうれしい。「白い~」は製本をテーマにした作品。何かにのめりこむ人たちの正常ギリギリな感じがよい緊張感になっている。「職人」の魅力は、ギリギリのところまで行くだけで狂えない、最後に残っている冷静さにあると思う。

猫を拾いに

川上 弘美 / マガジンハウス


羆撃ち (小学館文庫)

久保 俊治 / 小学館


正しい家計管理

林 總 / WAVE出版


白い本の物語 〔新装版〕 (IKKI COMIX)

重松 成美 / 小学館


きのう何食べた?(9) (モーニング KC)

よしなが ふみ / 講談社



■その他のインプット
演劇「朝日のような夕日をつれて 2014」(8/1、19)
雪舟えまディナーショー(朗読会)
ヴァロットン展(三菱一号館美術館)
映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」
演劇「兄おとうと」
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by takibi-library | 2014-09-07 09:16 | いつも読書 | Comments(0)  

2014年7月のまとめ

■生活全般
集団的自衛権行使を容認する閣議決定が行われる(7/1、国会議事堂前に行く)
おうちごはんの会(7/13)
はじめてのSkype

■読んだ本
・満願
・ワーカーズ・ダイジェスト
・李歐
・はじめての編集
・海街Diary6 四月になれば彼女は
・ACCA13区監察課2

「満願」、直木賞は惜しかったけど、広く大人に読まれる作品が出てよかったと思う。でも、いちばん読みたいのは小市民シリーズのつづき(笑)。
「ワーカーズ~」、わたしにとって津村記久子さんはもはや外れなしの作家さん。地道な暮らしのおかしみ、ささやかなしあわせにぐっとくる。すごく感動するのではないけれど、読み終わってから小さく握り拳を作るような励まされる感じがする。
「李歐」、往来堂書店のD坂文庫で選んだ本。レビューを書くために7年ぶりに再読。それも3回目。なのにむちゃくちゃおもしろい。
「はじめての編集」、講義録(話し言葉)がベースになっているせいかとても平易な言葉でわかりやすかった。これまで編集と思ってなかったことも編集なのだという新鮮な驚き。ときどき読み返したくなると思う。
「海街~」、今回は尾崎風太が主役かな。まだ中学生なのにいろいろ考えていていい男だね。
「ACCA」、オノ・ナツメさんの洋モノ(厳密には架空の国)。政治的駆け引きを描きながら、この国の主食が食パンだったり、王様が甘党だったり、わたしのさまざまな好物が盛り込まれていてたまらない。

満願

米澤 穂信 / 新潮社


ワーカーズ・ダイジェスト (集英社文庫)

津村 記久子 / 集英社


李欧 (講談社文庫)

高村 薫 / 講談社


はじめての編集 [単行本]

菅付雅信 / アルテスパブリッシング


海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)

吉田 秋生 / 小学館


ACCA13区監察課(2) (ビッグガンガンコミックススーパー)

オノ・ナツメ / スクウェア・エニックス



■その他のインプット
演劇「抜け目ない未亡人」
演劇「鎌塚氏、振り下ろす」
映画「観相師」
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by takibi-library | 2014-08-10 18:23 | いつも読書 | Comments(0)  

2014年6月のまとめ

■生活全般
西荻窪「こけしや」の朝市へ
「&Premium」にブックレビュー掲載
Sendai Book Market 2014にこっそり参加(6/28~30仙台に滞在)

■読んだ本
・夜が明けたら
・風の歌を聴け
・愛と暴力の戦後とその後

5月から引き続いてあんまり読めなかった。終っているはずの、レビューの仕事が……終わったから何も言うまい。7月はどんどん読む。
「夜が明けたら」は小松左京の短編集。往来堂書店のD坂文庫2014冬で買ったものの最後の1冊。帯に表題作だけでもとあったけど、どれも息を飲んだりうなったり。つぶぞろいのSF。
「風の歌を聴け」は小林薫主演(=僕)の映画を見たので再読。映画は原作に忠実なような、整理され過ぎているような。とりあえずぜんぶ、若い小林薫が脳内で音読してくれた。
「愛と暴力の~」は、「東京プリズン」(未読)の赤坂真理さんによる、何と言ったらいいんだろう、戦後から解釈改憲までの、日本人の思想と社会についての考察……赤坂さん自身の体験に基づいた部分もあって。うーん。とにかく、今読んでよかった(7/1には国会議事堂前に行った)。

夜が明けたら (ハルキ文庫)

小松 左京 / 角川春樹事務所


風の歌を聴け (講談社文庫)

村上 春樹 / 講談社


愛と暴力の戦後とその後 (講談社現代新書)

赤坂 真理 / 講談社



■その他のインプット
映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」
映画「グランド・ブタペスト・ホテル」
図録展(ギャラリー・ターンアラウンド、仙台)
「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」、常設展(宮城県美術館)
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by takibi-library | 2014-07-04 23:16 | いつも読書 | Comments(0)