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2019年2月のまとめ

◆生活全般

文庫本葉書価格改定に伴う作業本格化(思ってたより煩雑……)


◆読んだ本

竹内佐千子 『赤ちゃん本部長 2』
(島田荘司 『占星術殺人事件』の解決篇の手前を2回読む)

『赤ちゃん~』は安定のおもしろさと上手さ。ダイバーシティについてとても平たく語っているのがよい。『占星術~』は読者への挑戦状が入ってくるタイプのミステリ。挑戦状の前に提示された情報量はものすごく多い。けれども当然(?)犯人は全然わからない。整理できていないことが多すぎるので、とりあえず2週目に突入してみる。



◆その他のインプット

演劇 「イーハトーボの劇列車」(こまつ座)
演劇 「Le Père 父」(東京芸術劇場)
演劇 「チャイメリカ」(世田谷パブリックシアター)

# by takibi-library | 2019-05-19 15:58 | いつも読書  

2019年1月のまとめ

◆生活全般

実家でお正月らしくのんびり過ごす
原宿で軽自動車暴走(1日)
本の整理をする
西武・そごうの広告「わたしは、私」が炎上
「時効警察」続編決定
イケア営業赤字
自分が生れたときの祖母の年齢になった
「そうだ京都、行こう」の声が変わる(長塚京三→柄本佑)

◆読んだ本

長尾智子 『ティーとアペロ』
森薫 『乙嫁語り 11』
オカヤイヅミ 『みつば通り商店街にて』、『ものするひと 2』
オノ・ナツメ 『ACCA 13区監察課』シリーズ(番外編も含めた全巻)※再読
島田荘司 『名探偵傑作短篇集 御手洗潔篇』

長尾さんの新著はレシピ集だけど、合間の文章から多くの気づきが与えられる、新年にふさわしい1冊だった。『乙嫁~』は安定のすばらしい作画と読みごたえ。『みつば~』は連作4コマまんが。くすくす笑いのうちに商店街の1年が過ぎる。読んでいる間の時間はわたしも商店街を行きかう人の間にいる気分。
再読は売却前に名残を惜しんで。これは一気読みのほうがよさがわかる作品とあらためて思った。
「御手洗潔」の名前は聞いたことがあるだけで、なんとなく手を出していなかったシリーズ。はじめてにはこのあたりかなと短篇集を。とくに助手の石岡くんとのやり取りがシリアス~ギャグ(なのか?)の振れ幅が大きくて、飽きずに楽しめるシリーズと思われた。次は1作目をの長編を読みたい。


ティーとアペロ: お茶の時間とお酒の時間 140のレシピ

長尾 智子/柴田書店

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乙嫁語り 11巻 (ハルタコミックス)

森 薫/KADOKAWA

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みつば通り商店街にて (ビームコミックス)

オカヤ イヅミ/KADOKAWA

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ものするひと 2 (ビームコミックス)

オカヤ イヅミ/KADOKAWA

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◆その他のインプット

映画 「くるみ割り人形」
演劇 「遠慮ガチナ殺人鬼」(ボクラ談義)
展示 「半・分解展」
映画 「LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て」

# by takibi-library | 2019-05-19 15:21 | いつも読書  

2018年11月・12月のまとめ

健康第一で過ごした年末。どうしても眠い日は「寝てよう日」にしたら、なかなかよかった。風邪気味程度はそれで治る。

◆生活全般

華文翻訳家・天野健太郎さん逝去
原美術館、2020年12月での閉館を発表
「何食べ」2019年4月期にドラマ化
東京医大に続き順天堂大医学部でも女子を減点していた件で言い訳がひどい
台所の水道蛇口のリニューアル(サービス)
ガス機器点検
辺野古の新基地建設の停止を求めた電子署名活動がスタート
勤め先ではじめての店舗勤務
TPP発効(12/30、著作権50→70年、ラチェット条項)


◆読んだ本

リトルプレスいろいろ
 くどうれいん 『わたしを空腹にしないほうがいい』
 いこ 『家庭料理とわたし』
 chifuyu* 『紅茶のある風景』『ポランの広場で待ち合わせ』

高木彬光 『刺青殺人事件』
五十嵐大介 『ウムヴェルト』
オノ・ナツメ 『どこかでだれかも食べている』
太陽の地図帖編集部 『一条ゆかり『有閑倶楽部』を旅する』
吉田秋生 『海街diary 9 行ってくる』

買ったりいただいたりしたリトルプレスをまとめ読み。内容はしっかりしていても作りがあっさり(いわゆる単行本と比べて)というのがリトルプレスへの印象。どう保存するか、という問いにいつか解は出るのか。
『刺青~』は神津恭介シリーズ1作目。美形の探偵の出る場面は少ない(後半に答え合わせをする程度)ものの、戦後間もなくの混とんとした世間に「蛇(大蛇丸)、蛙(自雷也)、蛞蝓(綱手姫)の三すくみ」の刺青を持つ三兄妹という舞台と仕掛けで夢中になった。名作と言われる『人形はなぜ殺される』が新装版で出るまで、しばらくは読み続けそう。
あとはひたすらまんがと、まんが作品に関するムック。五十嵐作品は久しぶりに読むとやっぱりいいなと思う。短編のほうがすきなのかも。『どこか~』はウェブ連載だった作品。オノさんの日常を描く作品は確実。くつろいで読める。『海街diary』は遂に完結。登場人物たちの人生が続くことと物語の「終わり」が両立しているところがすばらしいと思う。『A子~』はいよいよ佳境へ。Aくん、がんばれ。
『一条ゆかり~』は、観劇前にBunkamuraのNADiffで立ち読みしてから気になって買ったもの。子どもでも読めて子どもだましじゃない作品はきっと名作。

刺青殺人事件~新装版~ 名探偵・神津恭介 (光文社文庫)

高木 彬光/光文社

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ウムヴェルト 五十嵐大介作品集 (アフタヌーンKC)

五十嵐 大介/講談社

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どこかでだれかも食べている

オノ・ナツメ/文藝春秋

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一条ゆかり『有閑倶楽部』を旅する (37) (別冊太陽 太陽の地図帖 37)

太陽の地図帖編集部(編集)/平凡社

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海街diary 9 行ってくる (フラワーコミックス)

吉田 秋生/小学館

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A子さんの恋人 5巻 (ハルタコミックス)

近藤 聡乃/KADOKAWA

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◆その他のインプット

演劇 KERA・MAP #008『修道女たち』
演劇 「セールスマンの死」@KAAT
演劇 劇団チョコレートケーキ「遺産」
歌舞伎 吉例顔見世大歌舞伎 夜の部
展示 「オノ・ナツメ 1日1キャラクター展」
映画 「ボヘミアンラプソディ」
演劇 新感線RS「メタルマクベス」disc 3
演劇 M&Oplays「ロミオとジュリエット」
音楽 島津亜矢コンサート
演劇 「スカイライト」@新国立劇場
ミュージカル 「スリル・ミー」
音楽 12月23日のドレスコーズ
演劇 カタルシツ演芸会「CO.JP」

# by takibi-library | 2019-01-04 15:52 | いつも読書  

2018年9月・10月のまとめ

10月はブックイベントの季節、ということで2カ月まとめてアップ。

◆生活全般

北海道胆振東部地震(9/6)
三越英国展を楽しむ
「いちじく+ブルーチーズ+はちみつ」ブーム
樹木希林さん逝去
007の25作目の監督にCary Joji Fukunagaさん
新潮社「新潮45」の休刊を発表(9/25)
はじめて吉野家の牛丼をお店、築地の1号店で食べた
JR、首都圏ではじめての計画運休(9/30)
エアコン買替検討→入替工事
防火点検
早めにハウスクリーニング
築地市場営業終了(10/6)、豊洲へ
東北ブックイベントツアー(Book! Book! OkitamaとAIZU、帰りに?仙台へ寄り道)
Toranomon Book Paradise
誠品書店(台湾)、日本進出を発表


◆読んだ本

高木彬光 『神津恭介、犯罪の陰に女あり』
有栖川有栖 『怪しい店』
エラリー・クイーン 『ローマ帽子の謎』、『エラリー・クイーンの冒険』
池澤夏樹、芝田満之 『カイマナヒラの家』
安藤祐介 『本のエンドロール』
福田里香、雲田はるこ 『R先生のおやつ』

『神津恭介~』は(わたしにとって)新しい探偵探し。時代背景の細かいところが具体的すぎてわからないこともあるけれど、それが興味深い。そして、誰のためか知らないが探偵がハンサム設定(笑)。もう何作か読みたくなった。『怪しい店』は事件に「店」がからむ作品ばかりの火村先生とアリス先生のシリーズ。安定の楽しさ。
クイーンは子ども向けのリライト以来全く読んでいないので、新訳でちゃんと読むことにした。新訳だけど、あえて昔風にしているところもあって、ぼんやりとした表現の食べもの(「クリームのかかった菓子パン」など)に興味津々となる。
『カイマナヒラ~』は、虎ノ門のイベントでお隣になった方から購入。美しい写真と連作短編で校正された文庫本。小説は淡々としたなかにはっとするようなひとことや場面があらわれるところがよかった。『本のエンドロール』は某社のダイレクトメールでおすすめとして紹介されていたもの。ものとしての「本」を作る世界の話。お仕事小説として興味深いものの、主人公が大嫌いなタイプかつ仕事ができない(そしてそれを棚に上げる)のでむかむかしながら読んだ。そんな主人公の本質を見抜く登場人物がいたのが救い。
『R先生~』は、書籍化を待っていた作品。美しいカラーのまんがも福田さんのレシピも手元に置くよろこびにあふれている。

神津恭介、犯罪の蔭に女あり: 神津恭介傑作セレクション2 (光文社文庫)

高木 彬光/光文社

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怪しい店 (角川文庫)

有栖川 有栖/KADOKAWA

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ローマ帽子の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

エラリー・クイーン/東京創元社

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エラリー・クイーンの冒険【新訳版】 (創元推理文庫)

エラリー・クイーン/東京創元社

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カイマナヒラの家 (集英社文庫)

池沢 夏樹,芝田 満之/集英社

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本のエンドロール

安藤 祐介/講談社

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R先生のおやつ

雲田はるこ,福田里香/文藝春秋

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◆その他のインプット

TVドラマ 「雲霧仁左衛門4」
演劇 NODA-MAP「桜の森の満開の下」
演劇 こまつ座「マンザナ、わが町」
演劇 「チルドレン」@世田谷パブリックシアター
映画 「オーシャンズ8」
演劇 劇団チョコレートケーキ「ドキュメンタリー」
音楽 カニサレス・フラメンコ・クインテット 来日公演2018
演劇 「華氏451度」@KAAT
演劇 「ゲゲゲの先生へ」@東京芸術劇場
映画 「バーフバリ 伝説誕生」、「バーフバリ 王の凱旋」
演劇 「誤解」新国立劇場」

# by takibi-library | 2018-11-18 18:50 | いつも読書  

2018年8月のまとめ

台風が毎週のようにやってきて、各地で被害が出る「夏」。関東は今のところ直撃を免れているけれど、明日は我が身。

◆生活全般

軽井沢で夏休み
ソニーパークのオープンとプラントハンターに起因する炎上騒ぎ
富田林警察署から容疑者脱走
アレサ・フランクリン逝去
西日本豪雨


◆読んだ本

有栖川有栖 『鍵のかかった男』
オカヤイヅミ 『ものするひと 1』
津村記久子 『ディス・イズ・ザ・デイ』
中村明日美子 『王国物語 1』
オノ・ナツメ 『ハヴ・ア・グレイト・サンデー(2)』、『レディ・アンド・オールドマン(5)』

『鍵の~』からの3冊は夏休みの旅行で読んだ。『謎~』は移動の新幹線から一気に引き込まれて、涼しい高原でもりもり読んだ。一人の男の「死」と、それまでの「人生」という二つの謎を追う物語で、途中まで火村先生は出てこず、アリス先生が活躍するところが目新しく、より物語が叙情的だった印象。おもしろかった。『もの~』は兼業作家の暮らしを描いたまんが。ときどきはっとすることがあるものの、淡々と進む。でも、続きがとても気になる。『ディス~』は日本各地のサッカーチームのファンたちのあれこれを描いた連作短編。サッカーをただ楽しむもの以上の存在としている人々の日々が、まるでわたしもこの世界に入れるような平らかさで広がっていて快適な読書時間だった。
『王国~』は知人からのおすすめを受けて。とある王国を舞台にした幻想的な短編集。主人公は王子だったり、近習だったり。題材のせいかバルビエのような雰囲気も感じられるカラー画はとてもぜいたくに感じた。オノ・ナツメさんの新刊2冊、前者はいよいよ物語が佳境に入りだした感あり。後者はこういう話のうまさとその安定感がすばらしい。

鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)

有栖川 有栖/幻冬舎

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ものするひと 1 (ビームコミックス)

オカヤ イヅミ/KADOKAWA

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◆その他のインプット

展覧会 野口哲哉「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」@ポーラミュージアムアネックス
映画 「カメラを止めるな!」
演劇 「ローリングソング」
コンサート 蓮沼執太フルフィル「フルフォニー」
演劇 ハイバイ「て」/「夫婦」
映画 「幻魔大戦」




# by takibi-library | 2018-09-06 18:20 | いつも読書