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「千姫春秋記」読了

文庫本葉書の材料としてて預かっていた本です。
千姫についてはだいたいの経歴がわかっているので、さらっと読んで引用しようと思っていたのですが、ドラマチックゆえに、けっきょく最後まで読みきってしまいました。

淀殿の面影を受け継いだ妖艶な千姫に、秀頼、中務忠刻、長三郎という、簡単にいうと“いい男”がぞくぞくと(笑)関わってくる展開はちょっとハーレクイン的?と思いました。いつも読む時代小説は、男気溢れるタイプが多いので、ちょっとおもしろかったです。

でも、「ちょっと」なんですよね。あんまり深い感動はありません。共感もありません。憧れるところもありません。
そういう意味では手元においておくほどではないけれど、自分で率先して読まない本なので、何かきっかけがあると意外と読めます。
要は、文庫本葉書には意外と合ってるかも、ということ。

ところで、夕飯はぶりの塩焼き、豚汁、肉野菜炒め。ぶりはかなり脂がのってきました。たっぷりの大根おろしとゆずぽんで、うはうはです。

千姫春秋記 (角川文庫 緑 201-8)

円地 文子 / 角川書店


by takibi-library | 2009-01-23 22:26 | いつも読書  

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