「西洋骨董洋菓子店1~4」読了
2009年 11月 30日
図書館に予約を入れて、ずーっと忘れていたまんがセット。先週、順番が回ってきたとメールが届いて、思い出しました。
「きのう何食べた?」のよしながふみさんが描く、フランス菓子の店の話です。
アンティークというその店で働くのは男ばかり4人。
元商社マンで財閥の御曹司であるオーナー、橘。
高校時代に同級生の橘に手ひどく振られた、(魔性の)ゲイのシェフ・パティシェ、小野。
元ヤンキーで元ボクシングの世界チャンピオン、パティシェ見習いのエイジ。
橘の幼なじみで橘家で一緒に育った、千影。
物語としては基本コメディです。
でも、4人はそれぞれにつらい思い出を持っていて、店でともに過ごすうちにそれをぽつり、ぽつりと話しはじめます。その間合いやきっかけがさりげなくて、読ませます。
お互いに、あえて深追いしないで聞き流す風にいて、ちゃんと受け止めている。また次のぽつりを拾って、パズルのピースをあわせるように理解する。
笑いの中に描かれるそういう場面ががすっと心に入ってきます。
そして、もうひとつの主役、小野の手で作られるケーキの数々。手の込んだケーキ、最近食べていないことに気づかされ、あるお店に久しぶりに行きたくなりました。
行ったら思い切って2つくらい食べてしまいそう。そのくらい、ケーキに飢えてしまう作品です。
全4巻、展開に無理もなく、読み込むおもしろさもあって、大満足でした。あと1週間楽しんで飽きなかったら文庫で買おうかな。
ところで、毎日同じ職場で働く者同士に必要なものとして、「ちょっとしたうち明け話」と言っていた友だちのことを思い出しました。どうしているかしら。
「きのう何食べた?」のよしながふみさんが描く、フランス菓子の店の話です。
アンティークというその店で働くのは男ばかり4人。
元商社マンで財閥の御曹司であるオーナー、橘。
高校時代に同級生の橘に手ひどく振られた、(魔性の)ゲイのシェフ・パティシェ、小野。
元ヤンキーで元ボクシングの世界チャンピオン、パティシェ見習いのエイジ。
橘の幼なじみで橘家で一緒に育った、千影。
物語としては基本コメディです。
でも、4人はそれぞれにつらい思い出を持っていて、店でともに過ごすうちにそれをぽつり、ぽつりと話しはじめます。その間合いやきっかけがさりげなくて、読ませます。
お互いに、あえて深追いしないで聞き流す風にいて、ちゃんと受け止めている。また次のぽつりを拾って、パズルのピースをあわせるように理解する。
笑いの中に描かれるそういう場面ががすっと心に入ってきます。
そして、もうひとつの主役、小野の手で作られるケーキの数々。手の込んだケーキ、最近食べていないことに気づかされ、あるお店に久しぶりに行きたくなりました。
行ったら思い切って2つくらい食べてしまいそう。そのくらい、ケーキに飢えてしまう作品です。
全4巻、展開に無理もなく、読み込むおもしろさもあって、大満足でした。あと1週間楽しんで飽きなかったら文庫で買おうかな。
ところで、毎日同じ職場で働く者同士に必要なものとして、「ちょっとしたうち明け話」と言っていた友だちのことを思い出しました。どうしているかしら。
by takibi-library | 2009-11-30 22:41 | いつも読書