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☆札幌のKさん

「近日新設」と書いたものの、思い立ったが吉日。

まずは、このblogの名前「たき火」について話してくれた、札幌在住のKさんについて。

Kさんは同じ会社の管理職ですが、友達です。仕事でつながったことはありません。
Kさんが東京に赴任していたときは、私の部の隣の部にいて、なんとなく本を貸し借りするようになりました。

Kさんの影響で読んだものの中で、とくに印象に残っているのは、三浦綾子さんの「道ありき」の三部作、山本周五郎さんの短編です。
Kさんは、日ごろから「まず与えること」と、寛容でない私を諭します。たぶん、「道ありき」をすすめたのも、そういう意味だったと思います。
山本周五郎さんの作品については、Kさんはかつてほぼ全作品を持っていたそうです。でも、一度処分してしまって、最近またはまって、今は、新潮文庫から出ているものは全部そろえようと試みています。

ところで、Kさんのたき火の話。

Kさんは、登山をします。本格的な登山です。
そのときに、山でたき火をします。たき火を囲むと、ふだんは口にしないですませてしまう、でも大切なことを話せるそうです。

そして、ときどき「たき火がしたいなぁ」と言いました。
でも、東京ではなかなか思い立ったときにたき火をすることはかないません。だから、「したいなぁ」を聞くと、なんともせつない気持ちになりました。

それで気がついたのです。
私にとって、本を読むことは、本とたき火を囲むような感じだということに。

そして、たき火を囲むような気持ちになれる本を集めた、私の図書室(図書館、ほど大きくなくていい)を作ったつもりで、それを「図書室たき火」と名づけました。

だから、このblogは「図書室たき火通信」です。

Kさん、ありがとう。
仕事が落ち着いたら、また、最近読んだ本を教えてください。
それから「センセイの鞄」のテレビ、見ましたか?私はやっぱり、ツキコさんには(もうちょっと若い頃の)田中裕子さんがいいと思います。センセイの柄本明さんはよかったけれど。

by takibi-library | 2004-04-27 18:45 | このブログについて  

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