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「小さんの娘 ハッピー出もどり」読了

小さんの娘 ハッピー出もどり
小林 喜美子 / ぴあ





とりあえず読み終わりました。

社会人になって職場の先輩が末廣亭に連れて行ってもらってから、落語がぐっと身近になって、年に1、2回寄席に行ったり、独演会へ行ったりするようになりました。
別の落語に詳しい友達もできて、最近はもっと頻繁にライブで楽しむようになりました。
私は落語の歴史や、その他知識の持ち合わせはあまりないのですが、落語は好きです。身近な雰囲気と、笑って笑って気分がすっきりするところが大好きです。

この本を読んで、小さん師匠は落語が好きで好きでその世界へ入った人だと知りました。つまり、落語家の家の生まれではありません。そして、精進して人間国宝になりました。
友人が大ファンの小三治師匠もそう。

みなさん、好きで好きで精進している。そういう「好きだ」という気持ちがちゃんと芸に現れていて、それが身近な雰囲気を作っているんじゃないでしょうか?もしそうだとしたら、この本の著者のように「小さんの孫だから一流の噺家に」という考え方は・・・そして、この世襲や父親の子であること、息子の母であることをアイデンティティとして生きていることを書いた本を2005年に出す意図は・・・わからなくなってしまいました。

ふぅ、村上さんの本にもどりまするるる~。

by takibi-library | 2006-02-05 21:59 | いつも読書  

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