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「ゴハンの丸かじり」読了

ゴハンの丸かじり
東海林 さだお / 朝日新聞社
ISBN : 4022578009




「キャベツ」に引き続いて「ゴハン」です。でも、ゴハンってもれなく丸かじりというか、よくよく考えるとよくわかりませんね。

ところで、しょーもないところにこだわったり、「~ねばらならない」と決めつけたりしているわりには(?)、当たり前の日常に潜む真実をピシッととらえるショージ君なのでした。
子どものころ、近所の友だちの家に遊びに行くと、その家独特の匂いがあった。
その家のコタツの匂い、その家の台所の匂い、その家の人の匂いが家の中にこもっていた。
家族というものの匂いである。
その家独特ものの消滅と共に、家族の匂いもまた消滅していくのだろう。
                             「わが家のニラ玉」
ちなみに、私の作るニラ玉はショージ君のニラ玉とはちょっと違います。

ところで、「ゴハン」には、私の行動範囲にあるおもしろそうな食べもの(お店)がいくつかありました。
「菜の花そば」をメニューにしているところは立ち食いそば屋です。
(略)
その立ち食いそば屋の場所ですか。
○○の○○○線の改札口のすぐそばです。値段は450円。
                             「なのはなそば」
もうひとつ。
ありそうでないものの大代表、それがたぬき丼だ。
「丼ということはゴハンということだよね。そばやうどんではなく、ゴハンの上にたぬきがのっかっているということだよね」
と、その知人に念を押したのだった。
ここであなた方一同も「ガバッ」という心境になり、「そ、そうだったのか」と夢からさめたような心地になり、たぬき丼はありふれた丼物でなかったことに気づくのである。
「で、いつ? どこで?」
と、その知人にたずねると、
「JRの千駄ヶ谷駅から体育館が見えるでしょ。あのすぐ近くのお蕎麦屋さん」
ということだった。
                             「驚くなかれたぬき丼」
今まで立ち食いそば屋へ行ったことはありません。ここは正念場でしょうか。レポートしたいですね。
そしてたぬき丼の正体も!

by takibi-library | 2006-02-27 21:56 | いつも読書  

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